[取材ノート] SDGsも「論語と算盤」 / 名古屋
企業のSDGs(持続可能な開発目標)への取り組みは「論語と算盤」の意識が大切だ。先日、名古屋市内の企業取材で、社員と学生との議論を拝見した。その企業が取り組むべき課題について、学生側、企業側ともに活発に意見を交わしていた。
事前段階として学生は、企業の事業内容について学び課題を抽出。解決に向けた取り組みをプレゼン形式で発表した。女性活躍やEV(電気自動車)スタンド設置など、さまざまな角度から意見が出た。
企業側も本気だ。取り組みの具体案はもちろん、実現可能性についても学生に指摘していた。参加した学生の1人に感想を聞くと、「利益との兼ね合いもあり、企業として取り組むことの難しさを学んだ」という。SDGsをテーマにさまざまな企業を取材してきた。語弊を恐れず言うと、魅力的なのは利益が伴う活動だ。事業と絡めることで、一時的ではない、持続可能な活動が期待できる。
■川原 和起(かわはら・かずき)冬が来た。今シーズンは、寒グレ釣りとスノーボードでローテーションを組む。ボードは10年ぶり。まだまだ曲がれない、止まれない、金がない。