全国唯一のブロック経済紙 愛知・岐阜・三重・静岡の経済情報

中部経済新聞 購読者向け中経企業年鑑データサービス申し込み・ご利用はこちら

新聞記念プレート作成

新聞購読のお申し込みはこちら

[中部圏特集] 企業の設備投資再開 「メカトロテックジャパン」新製品アピールへ コロナ禍からの回復広がる

中部圏、飛躍へプロジェクト着実に
受注が回復している工作機械業界
受注が回復している工作機械業界

工作機械業界は、新型コロナウイルス禍からの回復を強めている。日本工作機械工業会(日工会)によると、8月の受注総額は前年同月比85・2%増の1259億円。前月比は6・7%減と3カ月ぶりに減少したものの、好不況の目安とされる1千億円を7カ月連続で上回った。コロナ禍で抑制されていた設備投資が再開し、活発化する半導体関連をはじめロボット・搬送機、建機など、幅広い業種で回復が広がっている。

日工会はこのほど、2021年の工作機械の年間受注額が、1兆4500億円になるとの見通しを示し、年初の1兆2千億円から上方修正した。20年比で60・8%増える見通し。日本国内向けの内需は従来の4500億円を据え置くが、海外向けの回復を受けて外需を7500億円から1兆円に引き上げた。

■受注環境は回復へ

中部の工作機械メーカーの受注も、今年に入り中国向けが先行して回復し、その後米国、欧州と海外向けの拡大がけん引してきた。遅れていた国内向けは4月ごろから増加に転じ、ここへきて回復の足取りを強めている。

オークマの8月の受注は前年同月比76・8%増の126億6400万円。前月比でも6・9%増加し、回復が続いている。内訳は、国内が前年同月比55・8%増の59億2800万円、輸出は約2倍の67億3600万円だった。前月比でみると、国内は17・9%増加。一方輸出は1・2%減と回復のペースを落とした。営業担当者は「国内は政府の補助金の下支え効果が出ている。輸出は中国がピークを越えたが引き続き高い水準で推移している」と話す。

ジェイテクトも、8月はグループ速報値で前年同月比2・2倍の39億9600万円。前月比でも28・3%増加した。内需は80・8%増の18億5600万円、外需は2・6倍の21億4千万円。前月比では内需が50・1%増、外需が13・9%増となり、国内の回復の力強さが目立った。

DMG森精機は、4~6月の国内受注高が前年同期比66%増加し、19年水準もすでに上回った。自動化ニーズの高まりを受けて主力の5軸加工機や複合加工機などの工程集約機が好調。森雅彦社長は「急速な回復。民間航空機や内燃系の自動車関連を除く、ほぼ全産業向けの需要が増加した」と手応えをつかんでいる。

■懸念も

ただ、懸念もある。コロナ禍からの回復を引っ張ってきた中国向けでは、一服感もみられ始めた。日工会の受注統計では8月、中国向けが239億円と前月比21・1%減少し、9カ月ぶりに250億円を下回った。ノートパソコンや5G対応のスマートフォン向けなど巣ごもり関連需要の盛り上がりが落ち着いたもよう。

足元では、半導体や樹脂など部材不足の影響に不安も増している。工作機械業界においても電装品を中心にサプライヤーからの納期遅れで生産が圧迫されるケースが出てきた。製品の納期も「標準的な自動旋盤を例にとると2カ月程度、延びている」(日工会の稲葉善治会長)ほか、海上輸送のコンテナ不足やグローバルでのコロナの感染再拡大などリスクをはらむ。

10月20日からは、工作機械業界にとって久しぶりの大規模な国内展示会となる「メカトロテックジャパン(MECT)2021」が、名古屋市内で開催される予定だ。メーカー各社は、これを商機に捉え新製品をこぞってアピールする。さらなる受注の獲得を狙い、期待が膨らんでいる。

全文1371文字

記事をもっと読むには・・・

中部経済新聞 記事閲覧サービスのご案内
中部圏、飛躍へプロジェクト着実に
チカマチラウンジ

2021年10月15日の主要記事

ご意見・ニュース提供
新聞広告出稿
アラジンオフィス
防犯カメラ買うなら塚本無線

全国経済ニュース速報

会社概要メニュー

誰も知らない!超B級ビジネス
チカマチラウンジ

出版物のご紹介 一覧へ

中経企業年鑑登録

イベント情報一覧へ

冬山フェスタ

2021年12月18日(土)~19日(日)
第2回 冬山フェスタ

初心者歓迎!冬山登山入門イベント!

ウインクあいち(愛知県産業労働センター)
主催:冬山フェスタ実行委員会(構成=全国「山の日」協議会、中部経済新聞社)

夏山フェスタでの多くのご要望にお応えして冬山初心者のための入門イベント「冬山フェスタ」を開催します!

2022年4月8日(金)~10日(日)
第1回 名古屋モーターサイクルショー

Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
愛知県常滑市セントレア5丁目
主催:名古屋モーターサイクルショー実行委員会

新たな生活様式でバイクに注目が集まる今、中部地区で初のモーターサイクルショーを開催!最新モデル大試乗会、著名人のトークショー、各種デモンストレーション企画等も併催予定

あいち住まいるフェア2021

2022年3月19日(土)~3月20日(日)
あいち住まいるフェア2021

オアシス21 銀河の広場
主催:愛知ゆとりある住まい推進協議会、中部経済新聞社

新築からリノベーションまで多様化する住まいづくりを分かりやすく来場者に提供する2日間!

2022年5月26日(木)~27日(金)
第51回 建築総合展NAGOYA

ウインクあいち 7F・8F展示場
主催:公益社団法人愛知建築士会・中部経済新聞社

建築関連産業の課題解決と技術発展の一助とするため、製品・技術・サービスを一堂に集め、ビジネスと情報交流の促進を目的に1971年の秋より開催されている中部地区唯一の建築関連専門展示会です。