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[中部圏特集] スタートアップ・エコシステム拠点都市 スタートアップ 新産業創出を後押し 中部圏でエコシステム形成へ  

中部圏、飛躍へプロジェクト着実に
2020年11月に開催されたなごのキャンパス開業1周年記念イベント(屋外)
2020年11月に開催されたなごのキャンパス開業1周年記念イベント(屋外)

製造業の一大集積地として知られる中部圏で、創業間もないスタートアップや若き起業家を支援する取り組みが広がっている。内閣府は昨年、名古屋市を中心とした愛知・名古屋と浜松地域をスタートアップ・エコシステム拠点都市に選定した。中部圏ならではの多様な産業の層と相まって、地域経済をさらに発展させる新たな産業の創出につながると期待が寄せられている。

■ものづくりの地

名古屋を中心とする中部圏は、ものづくりの地であると同時に、新しい産業が興る地でもある。古くは木曽ヒノキをはじめとする豊富な木材を尾張藩が管理したことから木材産業が隆盛した。そこに集まった職人たちの高度な技術や知恵は、時計や織機などに受け継がれ、やがて鉄道車両、航空機、自動車などに発展。世界に誇る企業やリーダーを数多く輩出してきた。もっとも企業を取り巻く環境は、時々刻々と変化している。デジタル化が急速に進む現在、世界的な大企業であっても悠長に構えてはいられない。日本の屋台骨を支える自動車産業ですら「生きるか死ぬか」の瀬戸際。自動運転や電動化をめぐるグローバル競争の激化により、これまで以上にイノベーションを起こし、新たな価値を生み出すことが求められている。

■育成・支援

そんな中、存在感を増しているのがスタートアップを育成・支援するインキュベート施設だ。地元の企業や自治体、商工会議所などの公的機関が開設、運営に携わり、オフィスの賃貸、専門家のアドバイス、マッチング支援、異業種交流といったスタートアップに必要な資源を提供する。東和不動産を代表とする共同体が運営する「なごのキャンパス」(西区)は、オフィスやコワーキングスペース、イベントスペース、会議室などで構成。利用者の規模や用途に合わせて柔軟に対応するとともに、交流イベントや地域のにぎわい創出にも取り組む。入居する企業は、製造業向けIoT(モノのインターネット)機器、次世代手術シミュレーター、建築設計のオンライン制作、ファッション企画、外国人就労支援など多種多様で、企業の枠を越えた協働につながるケースもあるという。「ナゴヤイノベーターズガレージ」(中区)は、中部経済連合会が設けた中部圏イノベーション推進機構が運営、名古屋市が賃貸料などを負担する会員制コワーキングスペース。大企業とスタートアップの交流など、中部経済連合会のネットワークを活かしたプログラムが特徴だ。そのほか、ミッドランドインキュベーターズの「ミッドランドインキュベーターズハウス」(中村区)、中小企業基盤整備機構の「名古屋医工連携インキュベータ」(千種区)および「クリエイション・コア名古屋」(守山区)、名古屋産業振興公社の「名古屋ビジネスインキュベータ金山」(中川区)などがある。

■ステーションAi

日本最大級のスタートアップ育成拠点を目指し、2024年10月に開業を予定しているのは愛知県の「ステーションAi(エーアイ)」だ。民間の資金やノウハウを活用するPFI事業で、ソフトバンクの子会社が運営する。愛知県勤労会館跡地(昭和区)に地上7階建て、延床面積約2万3千平方メートルに及ぶ施設を計画。国内外からリモート参加を含めて1千社を集め、起業から投資回収までの支援プログラムをワンストップで提供する仕組みを構築する。オフィスや研究の場に加え、海外の支援機関や大学との連携を通じて、自動車や航空機に次ぐ新たな産業の芽を育てるのが狙いだ。

米シリコンバレーのように、先進的なビジネスを次々と生み出す土壌、いわゆるエコシステムを中部圏で形成できるかどうかは、スタートアップはもとより、それを後押しする既存企業の取り組みにもかかっている。

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