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緊急宣言、政府が月末解除検討 中部サービス業 期待と不安交錯 第6波、最大限警戒 時短でも再開へ

コロナ感染症に警戒する人々(名古屋駅前にて)
コロナ感染症に警戒する人々(名古屋駅前にて)
 政府は30日に期限を迎える緊急事態宣言について、解除の是非を検討している。新型コロナウイルスの新規感染者数の足元の減少傾向などを踏まえ、月内での宣言解除を視野に入れている。営業制限が求められ、出口の見えない苦境が続く外食、ホテルなどサービス業各社の反応を探った。

 外食やホテルは、宣言解除後に酒類停止や時短営業など制限がどれだけかかるか、気をもんでいる。宣言解除が有力な月末が近づくものの、解除後の政府の要請内容は開示されず、食材や人員の手配を進められずにいる。
 居酒屋「や台ずし」などを展開するヨシックスホールディングス(本社名古屋市)の担当者は「要請内容を早く決めてほしい」とやきもきしている。宣言解除後に酒類が解禁されれば、時短でも営業する。
 居酒屋「世界の山ちゃん」などを展開するエスワイフード(同)の担当者は「全面解除ではなく、制限や条件が加えられるのか」と懸念する。酒類提供が可能な場合は、地域ごとに営業を再開する。
 みそカツ店の矢場とん(同)は愛知で運営する飲食店約15店のうち、休業中の2店を宣言解除後に再開する。今年に入って宣言やまん延防止等重点措置の繰り返しで、「一喜一憂していられない」(担当者)と吐露する。
屋外イベントも
 名古屋東急ホテル(名古屋市中区)の担当者は「先行き不透明感が強い」とした上で、酒類提供できるようになれば館内のバーなど2店を再開し、屋外イベントも開催を検討するという。
 ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(同)は宣言解除に伴い感染が拡大しないよう、対策を徹底する。
 観光業界は、行楽シーズンの9月が宣言下で落ち込んだ。10月からの人の動きに希望を見出す。
 名鉄観光サービス(本社名古屋市)は9月、修学旅行などがほぼキャンセルか延期に。担当者は「宣言解除後の回復に期待する」という。
 名阪近鉄旅行(同)はここ2、3日で果物や紅葉狩りの予約が入り始めた。担当者は「宣言が明けそうなので、今までより反応がある」と話す。
物産展の客足好調
 名鉄百貨店は、9月15~21日にかけて本店で開催した九州物産展で「思いのほか来客があり、好調だった」(担当者)と打ち明ける。緊急事態宣言下で遠出を自粛した人が、近場で旅行気分を味わおうと消費が向いたとみられる。
 一方で、主力顧客のシニア層を中心に来店を控える動きは続いており、宣言解除後も「感染リスクがなくならない限り、店内を長時間買い回りするほど(消費マインドが)戻らないのでは」(同)との懸念を示す。
 感染拡大の「第6波」を不安視する声も上がっている。昨年、クリスマスやお正月商戦の書入れ時期である年末年始と感染拡大が重なり、打撃を受けたためだ。ヴィレッジヴァンガードコーポレーション(本社名古屋市)の担当者は「解除後、これ以上の波が来ると厳しい」(担当者)と話す。
 緊急事態宣言解除の時期が検討される中、名古屋の地方銀行幹部は「制限緩和で経済が回り始めると、食材の仕入れなどに使う運転資金ニーズが高まってくる。お客さまの要望に迅速に対応したい」と気を引き締めている。

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