[取材ノート] 取材先とのつながりに感謝 / 岐阜
1年3カ月間勤務した大垣市にある西濃支局から、7月1日に岐阜支社へ異動した。赴任して約1カ月が経って感じることは、取材活動の中で生まれたつながりの重要性だ。コロナ禍での異動は不安もあったが、これまでの取材先から新たな取材先を紹介してもらうことなどが、取材活動の助けになっている。
取材先を紹介してもらうメリットは、ある程度、信頼を得た状態で取材ができることだ。大手企業の場合は取材に慣れておりスムーズに進むことがほとんどだが、中小企業の中には取材に慣れていないことやコロナ禍であることなどから取材を断られるケースが何度かあった。
最近、紹介を受けて、物流倉庫を新設するというゴルフ用品販売会社を取材した。経営者から「今まで取材は断ってきたが、お世話になった人からの紹介だから受けた」といわれ、つながりの大切さを実感した。独自の強みを持った製品・サービスを展開する中小企業の情報をしっかりと発信するため、今後もつながりを築いていきたい。
■武居 皇弥(たけい・こうや)北海道美唄市出身。7月から岐阜支社勤務。帰宅時、会社から駅までの間にある酒を提供する飲食店に行きたい欲を必死に抑えている。