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[中部圏特集・都市開発] 栄 大型再開発控える栄エリア コロナで計画の見直しも

中部圏、将来の飛躍へ着々

超高層ビル群が形成された名駅エリアの勢いに押され気味だった栄エリアが逆襲のごとく再開発ラッシュに沸いている。栄エリアの発展を支えてきた大型施設の多くが老朽化に伴う建て替え時期を迎えていることが一因だ。

 

延期の発表も

1966年に竣工した「中部日本ビルディング」(中日ビル)は2019年に閉館、現在、建て替え工事の真っ只中にある。計画では23年に竣工、24年に全体開業。地下5階、地上33階、高さ約160メートルとなり、商業施設、ホテル、オフィスなどが入居する複合ビルに進化する。そのすぐ西側、名古屋三越栄店が入るビルも、完成から半世紀をとうに超えており、建て替え計画が浮上している。さらにその北側、広小路通を挟んだ広場でも大型再開発が控える。いずれも発表当初の計画では高さ200メートル級の超高層ビルとなり、高級ホテルが入居する。ただ、コロナ禍の影響で、計画が見直される公算は大きく、周辺の再開発も延期の発表が相次いでいる。

新たな久屋大通

2020年は栄エリアが大きく生まれ変わった1年だった。2月、久屋大通公園南エリアの栄バスターミナル跡地に多目的広場「ミツコシマエヒロバス」がオープン。当初予定していたパブリックビューイングなどのスポーツ関連イベントはコロナ禍の影響であまりできなかったものの、マルシェやキッチンカーの展開など、多種多様なイベントを実施。栄エリアの新たなオープンスペースとして動き始めた。

続いて9月には名古屋テレビ塔周辺とその北側が公園一体型の複合施設「レイヤードヒサヤオオドオリ」としてオープン。多目的に活用できる芝生広場や全長80メートルに及ぶ大きな水盤、四季折々の表情を楽しめる樹木の新植など、新たに再整備された公園と、話題性に富んだ店舗が賑わいを見せている。

テレビ塔リニューアル

名古屋テレビ塔も同時にリニューアル。地上90メートルの展望台は洗練された空間に生まれ変わり、高級ホテルやレストランが入居。照明は全面フルカラーのLEDに一新され、栄の夜景に新鮮な彩りを与えている。

都心でありながら緑豊かな空間や眺望を持ち、多様な文化・交流コンテンツが集積する。このような魅力を踏まえて、コロナがもたらした新たな人の流れをどう取り込むか。事業者と行政が連携した知恵が求められる。

全文949文字

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