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企業立地特集

[中部圏特集・自動車4] 次世代技術の開発加速 AIや自動運転、実証実験も活発化

中部圏、将来の飛躍へ着々
アイシンは東京にAIの開発拠点を開設
アイシンは東京にAIの開発拠点を開設

トヨタ自動車グループは、人工知能(AI)や自動運転といった次世代技術の開発を加速している。自動車業界が大変革期を迎えている中、将来の成長に道筋をつけたい考えだ。

 

AI開発拠点

アイシンは、東京都内で人工知能の開発拠点「東京リサーチセンター」を開設した。自動運転や電動化など自動車の次世代技術開発に不可欠なAIの開発を強化する狙いだ。

拠点の従業員数は約40人。IT企業や学術機関とも連携する。高度人材を確保しやすいことから、東京の秋葉原への設置を決めた。

アイシンはこれまでに、東京・台場と福岡市にAI開発拠点を設置している。開発体制を拡充し、開発を加速させる。

 

自動運転開発

自動運転の開発も活発化している。
デンソーは、KDDIと組んで、第5世代(5G)移動通信システムを活用した自動運転の実証実験を東京の技術開発拠点で2月に開始した。5Gの高速通信を活用し、テストコースの路上などに設けたセンサーが読み取った道路状況をリアルタイムで自動運転車に伝える技術を検証している。

愛知製鋼とトヨタ紡織は、NTTドコモなどと連携し、中部国際空港(常滑市)で小型バスの自動運転の実証実験を実施した。自動運転技術は人が操作しない「レベル4」に相当し、実質無人状態で走行させた。小型バスは遠隔監視し、安全性を確保した。将来的に空港での実用化などにつなげる考えだ。

愛知製鋼は小型バスの自動運転の実証実験を実施

愛知製鋼は小型バスの自動運転の実証実験を実施

実証実験は、約800メートルの周回ルートで実施した。2メートル間隔で愛知製鋼の磁気マーカを取り付け、マーカに沿って小型バスを走らせる内容だ。

このうち愛知製鋼は磁気マーカを含め、センサーで車両位置を正確に把握するシステムを提供。加えて磁気マーカを自動で張り付ける装置も初めて利用し、作業の効率化に貢献した。同様の実証実験は2017年から約20回実施しているという。

トヨタ紡織は、人の眠気を感知し居眠りを抑制する「眠気抑制シートシステム」を提供した。自動運転車両の遠隔監視員の席として利用された。人の表情から眠気を判断し、シートから音楽を発したり振動させて眠気を抑える役割を担う。

トヨタ紡織は自動運転の実証に人の居眠りを抑制するシートシステムを提供

トヨタ紡織は自動運転の実証に人の居眠りを抑制するシートシステムを提供

 

後続車が無人走行

豊田通商は、高速道路でトラックの後続車無人隊列走行技術を実現した。後続車の助手席には保安要員が乗車したが、運転席を実際に無人にした状態での隊列走行に成功した。同技術開発は、経済産業省および国土交通省から受託した「トラックの隊列走行の社会実装に向けた実証」の一環。

実現した走行技術は、2月に新東名高速道路の遠州森町パーキングエリアから浜松サービスエリアまでの間で実現した。3台の大型トラックが時速80キロで車間距離約9メートルの車群を組んで走行するもので、無人状態で車間距離維持や先頭車追従を行った。

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