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[中部圏特集・都市開発] 名古屋駅 リニアがつなぐ巨大経済圏の実現へ 続くビル建設、駅前交通網整備も

中部圏、将来の飛躍へ着々

リニア中央新幹線を通して、世界に冠たる巨大経済圏の実現を目指すスーパー・メガリージョン構想。その一翼を担う名駅エリアでは、超高層ビルの建設ラッシュが一段落しても、大小さまざまな再開発が計画されている。

名鉄再開発再考

名鉄百貨店本店から日本生命笹島ビル、南北約400メートルの区域を対象に、名駅エリア最大規模と目された名鉄名古屋駅再開発計画は、コロナ禍によって、2022年度に予定していた着工時期や規模自体の再考を余儀なくされた。しかし、一服感はあっても、スーパー・メガリージョンへの道が閉ざされたわけではない。

名古屋三井ビル北館

名古屋三井ビル北館

名古屋駅前の新たなランドマーク「名古屋三井ビルディング北館」が1月31日に完成した。名古屋駅と地下街直結で徒歩4分以内という希少性の高い立地にある、地上20階・地下2階、延床面積2万9450平方メートルの複合施設。3階および5~19階はオフィス、地下1階から地上2階は商業施設で構成される。オフィスエリアは、1フロア約1000平方メートルでガラス面を広くとった開放的な事務室空間に加え、バルコニーやアクティブペリメーターなどの最先端の設備を備える。最上階には、オフィスワーカー専用の共用エリアであるリフレッシュガーデン「キタソラ」を配置。オフィスでもなく、自宅でもない「サードプレイス(第3の場)」として、都心の真ん中で緑に囲まれ空を見ながら働く憩いの空間を提供する。

名古屋駅前・桜通りには地下1階、地上12階のオフィスビル「(仮称)名古屋ビル 東館」が22年3月末に竣工予定だ。縦横の木材が緩やかなカーブを描く印象的なエントランスホール。オフィスフロアは、1フロア約190坪の無柱空間で最大4分割に対応し、ビジネスに応じてフレキシブルにレイアウトできる。また、最上階にはひとときの癒しを提供するリフレッシュスペースを用意する。さらに桜通りを挟んだ北側には14階建てオフィスビル「(仮称)第2名古屋三交ビル」も24年春開業予定。

 

回遊性高める整備

今後は新ビルの建設だけでなく、回遊性を高めるための交通整備が進む。今年3月、名古屋駅東口のモニュメント「飛翔」の解体作業が始まった。ロータリーと道路を再整備することで、道路混雑の解消と新たな人の賑わいを創出するためだ。飛翔は、名古屋市の市制100周年にあたる1989年に「過去から未来への発信」をテーマに登場。名古屋駅前のシンボルとして長年親しまれてきた。解体された飛翔は、周辺エリアに移設される見通しだ。

名古屋駅東口のモニュメント「飛翔」

名古屋駅東口のモニュメント「飛翔」

名駅エリアと栄エリアの中間に位置する伏見エリア周辺では21年11月に地上13階建の「(仮称)名古屋栄一丁目オフィス」が竣工する。事業主は関電不動産開発。非常時に共用部と専有部の一部にも電力供給可能な発電機設備(72時間対応)や、断水時にトイレ洗浄が可能な雨水利用システム、防災備蓄倉庫などを設置。近年のテナント企業のニーズであるBCP(事業継続計画)に対応する。

読売新聞中部支社の旧社屋跡地では「(仮称)読売名古屋栄開発プロジェクト」が進行しておりマリオット・インターナショナルのホテル「コートヤード・バイ・マリオット名古屋」が22年春に開業予定だ。変化するライフスタイルやワーキングスタイルに即した、新しい名古屋の街が生まれようとしている。

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中部圏、飛躍へプロジェクト着実に
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