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町工場、動画で魅力発信 4社社長スクラム「みなと区工場男子」始動 地元就労の人材確保へ

みなと区工場男子のメンバー(左から寺西工業の寺西社長、鬼頭鉄工所の鬼頭社長、創円の服部社長、Y'sモールドの今津社長)
みなと区工場男子のメンバー(左から寺西工業の寺西社長、鬼頭鉄工所の鬼頭社長、創円の服部社長、Y'sモールドの今津社長)
 名古屋市港区に本社を構える製造業4社が「みなと区工場男子」を結成し、本格始動した。創円(服部太志社長)、鬼頭鉄工所(鬼頭篤史社長)、寺西工業(寺西康吏社長)、Y's<ワイズ>モールド(今津吉郎社長)の4社で、各社のこだわりを盛り込んだ映像を動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開し、町工場の魅力を発信している。今後は、ものづくり体験ができるスタンプラリー、港区の町工場を集めたビジネスマッチング展示会の開催など、誇りの持てる町づくりに貢献していく。

 4社は切削加工や金型製造などを手掛ける。各社の社長は愛知中小企業家同友会で知り合った仲間で、年齢も近いことからすぐに意気投合した。
 みなと区工場男子の結成は、創円の服部社長が数年前に採用難で求人に苦戦したことがきっかけ。さらに、地元の高校生から「港区で働きたいのに募集している会社がない」と言われ、港区の製造業の認知度向上を決意。手始めに町工場の魅力を伝える動画を制作した。
 動画は「こだわる男はかっこいい」というテーマ。4社の作業風景や業務内容とともに、技術や真心など各社のこだわりを4人の社長がナレーションで伝えている。職人のような表情を見せる4人の映像が音楽と相まってスタイリッシュに仕上がっている。服部社長は「一般の人は町工場が何をやっているか分からないと思う。その不気味さをまず払拭(ふっしょく)したかった」と制作の経緯を明かす。
 みなと区工場男子はこれまで、名古屋市地域推進課や地元の市立東港中学校などと連携した出張授業や工場見学を行い、教員やスクールソーシャルワーカーらから好評を得ている。服部社長は「地元の子どもが地元に魅力を感じて、地元で働きたくなるようにするのが夢」と力を込める。
 今年秋には、家族連れが楽しめるものづくり体験を実施する予定だ。ワイズモールドの今津社長は「4社の工場を巡ると箸置きなどの小物が完成できるようなスタンプラリーを考えている」と企画を練っている。
 また、中長期的には、港区の町工場を一堂に集めた展示会開催を目指す。寺西工業の寺西社長は「名前はMINATOF(ミナトフ)にしたい。JIMTOF(日本国際工作機械見本市)に少しでも追いつけたら」と意気込んでいる。

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