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企業立地特集

登山と人間模様つづる 元日本山岳会会長 尾上さんが著書出版

「本書は回想録であり、独白だ」と話す尾上さん
「本書は回想録であり、独白だ」と話す尾上さん

 元日本山岳会会長の尾上昇さんがこのほど、ヒマラヤ山脈のマカルー登山と、登山隊の人間模様をつづった著書「追憶のヒマラヤ~マカルー裏方繁忙禄1970~」(中部経済新聞社発行)を出版した。尾上さんは「20代に体験したマカルーの登山は、あまりにも鮮烈で強烈だった。何の疑いも抱かず、目的に向かって突き進む自分がいた」と振り返る。50年前の海外登山の裏話も盛り込んだ。

 尾上さんは1970年、難関といわれた世界5位の高峰、マカルー(8463メートル)の登山隊の一員として参加した。

 登山隊は、日本山岳会東海支部が派遣した。世界のトップクライマーも失敗した南東稜からのアタックを、東海支部の登山隊が成功させた。日本のヒマラヤ登山史の一ページを飾る快挙だった。

 本書は、マカルー登山の計画から登頂までの過程で起きたさまざまな出来事を、登山隊の裏方として活躍した著者が振り返る。関係者の確執や葛藤など、人間模様を生々しく描いている。

 マカルー登山をより一層、理解してもらうため、尾上さん初の海外登山となったグリーンランド遠征についても記した。尾上さんは、「登山隊の強弱を示すバロメーターは体力に加え、気力だ。死に物狂いで登る隊員が多い隊は強い」と解説する。

 登山の魅力について「最初は頂上に登ることで満足する。それがどんどん発展し、(道具を使って険しい山を登る)登はんが成功すると、達成感が頂点になる」と語る。

 尾上さんは東海高校卒業後、日本大学に入学し、山岳部に所属した。卒業後は、尾上機械(現OMC)に入社し、1988年に社長に就任。2018年から会長を務める。日本食品機械工業会会長や、日本山岳会会長などを歴任した。

本書は四六判で336ページ。価格は1600円(税別)。

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