全国唯一のブロック経済紙 愛知・岐阜・三重・静岡の経済情報

中部経済新聞 購読者向け中経企業年鑑データサービス申し込み・ご利用はこちら

企業立地特集

11月客室稼働率 3ヵ月連続上昇 名古屋市内16ホテル 3連休奏功 一部苦戦も 第3波襲来12月予約低調

 中部経済新聞社がまとめた名古屋市内主要16ホテルの11月の客室平均稼働率は61・4%と前年同月比27・4ポイント低下した。低下は10カ月連続だが、10月から2ポイント上昇した。前月を上回るのは3カ月連続。ただ、前年並みに回復したホテルがある一方、苦戦したホテルもみられ、明暗を分けた。苦戦した背景は、ビジネス目的の旅行が国の観光支援策「Go To トラベル」対象外となったことが響いた。12月は書き入れ時だが、第3波襲来で予約が伸び悩んでおり、ホテル各社は身構えている。

 回復したホテルは、11月の3連休が稼働率を押し上げた。
 16ホテル中最も高かったのは、名古屋JRゲートタワーホテルの90・5%。前年同月比わずか6・3ポイント低下と回復ぶりが目立った。3連休中の稼働が好調で、満室に近い日もあったという。
 71・4%だった名古屋マリオットアソシアホテルは、同じく連休が好調に推移した。「前年越えの稼働をみせた日もあった」(担当者)と振り返る。地元住民の利用も伸びているという。
 ベストウェスタンホテル名古屋は2番目に高い81・5%だった。宿泊料金を下げたことにより10代の学生など、若年層にまで客層を広げた。
 一方、三交インGrande(グランデ)名古屋は7月から稼働率が伸び続けていたが、11月は70・2%と10月より12・3ポイント低下した。担当者は「ビジネス旅行がGo To対象外となったことや、コロナ第3波が痛手となり、伸び悩んだ」と分析する。
 ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋は同様の理由で64・8%にとどまった。東京や大阪、北海道からの予約キャンセルもあり、稼働率は10月に比べて3・7ポイント低下した。担当者は「勢いが失速した」とため息をつく。
 12月はクリスマスがあり、ホテルにとって書き入れ時だ。ただコロナ感染再拡大が懸念材料となり「12月に入って予約の伸びが弱まっている。様子見のお客さまが多いのだろう。キャンセルも少し出ている」(ホテル関係者)との声も聞かれた。クリスマスを自宅で過ごす人が多いと想定し、ケーキなど持ち帰り商品を強化し、「おうち時間」の充実にも貢献していく考えだ。

全文910文字

記事をもっと読むには・・・

中部経済新聞 記事閲覧サービスのご案内
メールマガジンはこちら

2020年12月12日の主要記事

全国経済ニュース速報

会社概要メニュー

取材ノート
チカマチラウンジ

出版物のご紹介 一覧へ

中経企業年鑑登録

イベント情報一覧へ