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企業立地特集

デパ地下和総菜・まつおか 煮物を天ぷらにアレンジ 新業態、タカシマヤへ初出店

淡い色合いとやわらかな雰囲気で若い家族を取り込む(店舗イメージ)
淡い色合いとやわらかな雰囲気で若い家族を取り込む(店舗イメージ)
 全国のデパ地下で和総菜店を手掛ける、まつおか(本社名古屋市中区大須2の23の38、松岡まち子社長)は、天ぷらと煮物を組み合わせた新ジャンルの専門店をジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区)に初出店する。煮物をアレンジした独自性のある天ぷらを軸に、全体的に小さいサイズで、食卓のおかずにしやすいものを取りそろえる。今回の新業態で従来よりも若い客層を取り込み、新たな成長エンジンにしていく方針だ。

 12月4日、「天ぷら惣菜 てんとてん」を名古屋タカシマヤ地下1階に出店する。創業以来、店内厨房(ちゅうぼう)で作る煮物などの和総菜「まつおか」をメインに出店してきたが、松岡社長が数年前にデパ地下で売られている天ぷらに目を付け、同社の特長である「おふくろの味」で差別化できる商品を考案。味の染みた煮物の天ぷらを中心に商品開発を行い、新ブランドの立ち上げにこぎ着けた。
 同店では、バラエティー豊かな創作天ぷら35種類を店内調理する。一般的な天ぷらは素材をそのまま天ぷら粉で揚げるが、まつおかの「天ぷら惣菜」は素材に合わせ、タピオカ粉を配合した独自の粉で揚げたり、天かすの付いた薄い衣で食感を工夫する。サイズにもこだわっており、かき揚げは直径5センチと小さくするなど、一度にたくさんの種類が楽しめるように商品設計している。
 ブランドロゴと店舗デザインにも力を入れ、淡いカラーと和風のやわらかい雰囲気を取り入れた。和総菜まつおかの店舗は木目調で客層も50歳以上が中心だが、店名の「てんとてん」はかわいさと素朴さを表現し、メインターゲットとする幼い子どもを持つ家族を意識している。
 競合となるのは同じ天ぷら業態のほか、串カツやコロッケなどの揚げ物業態だが、松岡社長は「うま味の詰まった天ぷらを軸に、安納芋の天ぷらなどスイーツ系にも挑戦する。どこにもない和総菜店として勝ち残り、当社の次なる柱にしたい」と意欲を燃やす。
 同社は1987年に名古屋三越栄店に1号店を出店して以来、百貨店を中心に全国57店舗を展開。2020年5月期の売上高は71億2100万円。

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