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企業立地特集

[中部圏特集・陸運・倉庫] 回復傾向にあるモノ、人の流れ 利便性向上へサービスに磨き  「輸送なび」や「配車アプリ」、IT活用進む

中部圏、ニューノーマル時代へ
配車アプリの利用が増えているタクシー事業者
配車アプリの利用が増えているタクシー事業者

 日本の産業や暮らしに欠かすことが出来ない物流・運輸業界。新型コロナウイルスの影響で貨物量は一時低迷していたが、経済活動の再開に伴い足元の荷動きは回復している。一方、人の移動も徐々に活発になってきた。物流・運輸各社はサービスに磨きをかけることで需要の取り込みを強化している。

■新輸送サービス


西濃運輸(本社大垣市)は、新しい輸送サービス「セイノー輸送なびPro」を始めた。対応できる運送会社が限定されがちなパレット商品・特殊形状貨物は、車両の手配に時間がかかりやすく、車両1台を丸ごと貸し切るにはコストが高くなるケースがある。新サービスでは、セイノーグループが全国に展開する拠点や輸送インフラを活用し、パレットサイズから貸し切りまで積荷の形状や量に応じて最適な輸送手段を提案する。メーカーや倉庫事業者の利用を見込む。

問い合わせは、ウェブ上で集荷先情報・届け先情報・品物情報などの必要情報を入力するだけ。全国250拠点の全国ネットワークを活用することで、さまざまな荷物を最適な方法で輸送する。担当者は「中ロット(800キロ程度)貨物の需要を見込む」と話す。

■配車アプリ


新型コロナ禍の外出自粛の影響を受けたタクシー業界。名古屋市周辺市町のタクシー事業者が加盟する名古屋タクシー協会(名古屋市)によると、緊急事態宣言下の4月の売り上げが最大7割減少した事業者が出た。経済活動の再開に伴い、足元の利用者は回復している。電話などでタクシーを呼ぶ配車件数で前年並みまで戻した事業者もいる。

タクシーを呼ぶ方法として、利用が増えているのが「配車アプリ」だ。スマートフォンを使ってタクシーを配車予約ができることに加え、配車アプリは事前にキャッシュレス決済を登録しておくと降車時の料金支払いが不要になる。また、「事前確定運賃制度」により、乗車前にあらかじめ運賃が決まる。

名鉄タクシーホールディングス(本社名古屋市)では、グループのタクシー事業者が「名鉄Touch」「ジャパンタクシー」「S・RIDE」の3種類に対応しており、全体の配車件数のうち、アプリ経由が2割を超えるようになった。宝交通(本社名古屋市)は、9月に誕生した新しい配車アプリ「GO」をこのほど導入。GO経由の配車で迎車料金が無料になるキャンペーンを11月末まで展開している。利便性の高さから今後も配車アプリの利用が増えるとみられる。

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