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大丸松坂屋

「GoToイート」愛知で16日スタート 期待高まるプレミアム食事券 事前受付分は即日完売 大手チェーン準備着々 個人経営は換金懸念も

飲食店は加盟店登録し、16日の利用開始に向け準備を進めている
飲食店は加盟店登録し、16日の利用開始に向け準備を進めている
 政府の新型コロナウイルスに対応した飲食業界支援策「Go To イート」のプレミアム付き食事券の運用が16日、愛知県でスタートする。8日に食事券の事前受け付けを開始したが、用意した分は即日完売。食事券が利用できる加盟店登録は現在8千店を超え順調に増えており、期待が高まっている。大手チェーンが準備を進める一方で、個人経営の店からは換金の手間などで悩む声もある。

 食事券は購入額に25%のプレミアムが付く。1冊1万円で1万2500円分となる。愛知県は8日午前0時からインターネットで事前受け付けを開始したところ、同日午後10時半には用意した20万冊が売り切れた。
 加盟店登録も順調で、「Go To Eatキャンペーン」愛知県事務局の担当者は「予想よりも順調な滑り出し。来年1月31日まで加盟店を募集しており、終了時までに1万店登録を目指している」と意欲を見せる。
 「イート」のうち、インターネットサイトを通じた予約でポイントが付与されるオンライン予約事業は既に始まっているが、使いやすい食事券に期待が高まっている。
 うどん・そばの和食チェーン、サガミホールディングス(本社名古屋市)の担当者は「顧客には年配の方が多い。食事券はインターネットが苦手でも使いやすい。現在のオンライン予約事業よりもさらに売り上げに貢献してくれそうだ」と話している。
 回転すし店などをチェーン展開するアトム(名古屋市)も期待を寄せるが、担当者は「全国にチェーン展開する飲食店は自治体への申し込みで大忙しだ」と指摘する。食事券は全国の自治体ごとで申し込み方法も開始日も、すべて違って煩雑だという。「各都道府県の担当を決めて毎日サイトを調べている。各自治体で異なる食事券の換金方法も考えていかなくては」と苦慮している。店舗がある自治体には全て登録する意思を示した。
 一方で個人経営の店は不安を抱いている。円頓寺商店街(名古屋市)の喫茶店「マミーズコーヒー」店主の原健太氏は加盟店申請に慎重だ。原氏は「不参加だとキャンペーン加盟店に顧客が流れてしまう。しかし、換金の手間などを考えると、不便が出てくる。大手チェーン店とは違い、ある程度店に現金が必要だ」と打ち明ける。
 愛知県事務局の担当者は「登録料も換金手数料も無料で、飲食店を手厚くサポートしている。私たちの使命はより多くの飲食店に制度を利用してもらうことだ。しっかりと食事券も販売していきたい」と力を込めた。
 コロナ禍で疲弊した外食産業の回復にどれだけ寄与するか注目される。

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