トヨタグループ、回復軌道に 21年3月期 6社最終黒字予想
トヨタグループ主要8社の業績が回復軌道に入った。31日に各社が発表した2020年4~6月期連結決算は新型コロナ禍による完成車生産・販売の落ち込みで全社減収、6社最終赤字だったが、6月までの底入れで21年3月期通期は6社が最終黒字確保を見込む。中国、米国市場の持ち直し、主取引先のトヨタ自動車の生産回復が支えとなる。ただ客先や地域ごとに回復にばらつきが大きく、コロナ感染第2波や円高も懸念材料。このため各社は設備投資先の選別に加え、合理化などの収益改善をさらに強力に進める構えだ。
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