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【中部圏特集12】観光 交流人口の拡大に期待 「和」の趣 地域の魅力を発信 インバウンド増加背景に

中部の今を伝える中部圏特集
7月に新エリアを開業した「レゴランド・ジャパン」。名古屋観光ホテルは、パスポート付き宿泊プランを販売している
7月に新エリアを開業した「レゴランド・ジャパン」。名古屋観光ホテルは、パスポート付き宿泊プランを販売している
 訪日外国人(インバウンド)の増加を背景に、関連需要の取り込みを狙う観光業界。名古屋市内の各ホテルは、魅力づくりに磨きをかけている。8月30日に愛知県国際展示場が開業し、9月20日には、中部国際空港の格安航空会社(LCC)向けの第2ターミナルが供用を開始。インフラ整備に伴う交流人口の拡大に、期待が高まる。

■コラボレーション
 名古屋観光ホテル(名古屋市中区錦)は、人気の観光施設とコラボレーションした企画を打ち出している。今年7月に新エリアを開業し、パワーアップした「レゴランド・ジャパン」のパスポート付き宿泊プランを販売。利用者には、オリジナルのミニタオルやネームタグなど、ここでしか手に入らないコラボグッズをプレゼントしている。
 また、名古屋港水族館の入館券をセットにした値打ちな宿泊プランも。現地でチケットを引き換える手間がなく、混雑時でもスムーズに入館できる。
 そのほか、名古屋観光ホテルとホテルナゴヤキャッスルとの「名古屋の2大老舗ホテル」がタッグを組み、特別ランチを提供。来年3月31日までの期間中、「プレシャスランチ」と題して著名な財界人をもてなしてきたメニューの数々を、名古屋観光ホテル内二つ、ホテルナゴヤキャッスル内三つのレストランでそれぞれ、月替わりで用意する。

■新しい試み
 一方、インバウンドを意識した新しい試みも出ている。今年で開業20周年を迎えたANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋(名古屋市中区金山町)は、4階の神殿を4月にリニューアルオープンした。橋や竹林で「和」の趣を表現したほか、本物の枝木に造花を組み合わせる伝統的技法の飾り花をあしらい、日本の四季を感じられる空間に仕上げた。
 日本人の和婚対応を強化すると同時に、婚礼の予約が入りづらい平日に、訪日外国人向けの撮影スポットとして神殿を活用する狙いもある。「KIMONO体験プラン・令和」と銘打ち、着物のレンタルや着付け、神殿での写真撮影をセットにしたプランを展開中。オプションで美容室でのヘアメークなども追加できる。
 レストランでも地域の魅力を発信。10月31日まで、三重県フェアを開催している。伊勢マダイや松坂牛などの食材をシェフらがアレンジし、料理に腕をふるう。
 2020年には東京五輪・パラリンピックを控え、日本を訪れる外国人観光客は今後もますます増える見通し。ホテルのサービスも、より一層幅が広がりそうだ。
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