全国唯一のブロック経済紙 愛知・岐阜・三重・静岡の経済情報

中部経済新聞 購読者向け中経企業年鑑データサービス申し込みはこちら

購読・試読のご案内

羽ばたけ中小輝業 特殊薬剤使用の防滑施工に力 クリエス 短工期、低価格で機能発揮

石黒照二社長
石黒照二社長
 玄関などの床を滑りにくくする「防滑施工」を手掛けるクリエス(石黒照二社長)は、特殊な薬剤「AQUAGrip(アクアグリップ)」を用いた防滑施工の受注拡大に力を入れている。アクアグリップを取り扱うことができる企業は、愛知県内では同社ともう1社の2社のみ。企業、公共施設から個人住宅まで幅広くアピールし、防滑の認識を広めていきたい考え。


 同社は、ハウスクリーニング事業を展開するために2010年に創業。14年から防滑事業を開始した。
 アクアグリップは、国土交通省が認可する「防滑業振興協会」が独自に開発した。同社を含め、全国約40社の会員企業のみで取り扱うことができる。
 施工方法は、デッキブラシのような器具で床を磨くようにアクアグリップを塗布する。薬剤によって床材が溶けて、表面に7~10マイクロメートルの微細な穴が開く。その穴にたまった水の表面張力の作用で、雨などで濡れた床でも滑りにくくなるという。費用は10平方メートルまで一律で8万円。10平方メートル以上は、1平方メートルにつき8千円を加算する。
 施工前後で外観はほとんど変わらないために、元のデザインを損ねることがない。また、「安全性の高い薬剤を配合したため、環境にも優しい」(石黒社長)という。対象の床材は石材やセラミックなど。
 滑り止め効果があるタイルを張り替えた場合と比較すると、費用を3分の1に抑えることができる。工期は張り替えでは1週間程度かかるが、アクアグリップは半日で済むという。
 現在、同社の売り上げの8割以上をハウスクリーニング事業が占めているが、20年までに防滑事業の売り上げを全体の半分にまで引き上げたい考えだ。
 石黒社長は「防滑の必要性は理解してもらえるが、実際の施工までのハードルが高い」と話す。認知度の向上が今後の課題となっている。
 同社は、26~29日に開催される異業種交流展示会「メッセナゴヤ」に出展し、企業へ防滑施工を提案していく。石黒社長は「敷地内の濡れた床で来客が転倒して、企業側に損害賠償を求めたケースが実際にある。防滑施工は企業を守るためにも必要なことを、アピールしていきたい」と話している。
残り41文字/全文938文字

記事をもっと読むには・・・

中部経済新聞 記事閲覧サービスのご案内
メールマガジンはこちら
名古屋モーターサイクルショー in Aichi Sky Expo

2016年10月25日の主要記事

業種記事一覧

地域記事一覧

会社概要メニュー

チカマチラウンジ

出版物のご紹介 一覧へ

中経企業年鑑登録

イベント情報一覧へ