グループ内の協力拡大 アイシン精機 エーアイ本社でAT部品生産
アイシン精機グループはグループ内の生産協力を拡大する。自動車用手動変速機(MT)メーカーのアイシン・エーアイ(AI)は2016年中に本社工場(西尾市)の主要3工場棟のうち、1棟を自動変速機(AT)の構成部品を造る専用棟にする。投資額は60億円。吉良工場(西尾市)では、すでに建屋の一部をアイシン・エィ・ダブリュ(AW)に賃貸している。16年春までに賃貸スペースを約5割広げる。主力のMTは海外への生産移管により国内生産を減らし、国内工場ではスペースに余裕が生まれている。アイシンAWの増産に協力しながら、遊休スペースの有効活用につなげる。(勝又佑記)
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