百五銀行頭取 上田豪氏 競争激化の愛知、どう攻める

更新日:2012年 2月24日 (金)

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「ある程度の規模を確保しないと競争に優位に立てない」と話す上田頭取

 愛知県のマーケットを開拓しようと、十六銀行や大垣共立銀行など愛知県外の地方銀行が愛知深耕を積極化するなか、三重県地盤の百五銀行は今月、名古屋市内に大高支店を新設した。法人向けの資金需要が伸び悩むなか、住宅ローンなど個人向け融資を強化する狙い。上田豪頭取に愛知深耕に向けての青写真を聞いた。

 ―長期的な目標として愛知県内の店舗網を30店、貸出金残高1兆円を掲げている。
 「愛知県は非常に大きな市場で、従来から攻める姿勢を打ち出している。ただ、ある程度の規模がないと競争優位に立てない。愛知では住宅ローンなど個人向け融資を中心に展開する。今後も毎年1店舗のペースで出店を続ける方針だ」
 「百五証券の店舗網も拡充する。2012年度中に名古屋市内に支店を開設する。銀行では取り扱いきれないような商品もそろえ、資産運用ニーズに応えていく。愛知県内での多店舗展開も考えられる」
 ―三重県での店舗戦略は。
 「ローンセンターの移転など北勢地域を中心に営業拠点の見直しを進めている。来年度からは出張所の支店化に着手する。出張所の周辺に住宅団地が出来るなど、市場動向は刻々と変化している。まずは津市周辺の出張所を支店化する。支店化することで1店舗当たりの人員も2~3人増やす」
 ―資金需要が低迷するなか、貸し出しをどう伸ばす。
 「コンサルティング機能の拡充で取引先のニーズに応えることだ。昨今の円高も後押しし、生産拠点や市場を海外に求める動きが強まっている。東南アジアでの支援体制を拡充するため、1月にバンクネガラインドネシアと業務提携した。現在交渉中の案件もある。今後も海外進出支援の強化を進めていく」
 ―今年の景況感の見通しは。
 「欧州の債務問題など懸念材料もあるが、自動車の挽回生産を受けて東海地区の生産は上向いている。復興需要についても、中部地区は直接的な影響は少ないかもしれないが波及効果は期待できる。景気はゆるやかに持ち直すとみている」

 
 

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