名古屋ニットファッション卸商業組合理事長 山口兼市氏 創立50周年、次はどう攻める

更新日:2011年 11月 8日 (火)

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「時代の変化に迅速に対応していくことが大事」と話す山口理事長

 名古屋ニットファッション卸商業組合(理事長=山口兼市八木兵社長、会員69社)は2012年3月、創立50周年を迎える。繊維業界の一翼を担うべく、さまざまな事業を展開し、ニット業界の発展に貢献してきた。11日には名古屋市内で記念式典を開く。節目を迎え今後への意気込みと、組合方針について山口理事長に聞いた。

 ―組合の概要は。
 「ニット卸業を営む中小企業の経営合理化や発展が主眼。ニット卸業に関する指導・教育や情報の収集・提供、調査・研究などを主力事業とする。具体的には海外視察や各種セミナー、講演会、工場見学などを実施している」
 ー設立から半世紀を迎える。
 「衣料品は、日本の高度経済成長期に販売が伸びた。しかし、平成以降、厳しい時代が続いている。大型店・量販店の出店拡大に伴う流通構造の変化や、海外からの輸入拡大などが背景にある。当組合もその影響を受けたが、各会員が地道に努力し、企業を永続させてきた」
 ー50周年記念事業の概要は。
 「一つは、記念誌の作成だ。半世紀分の組合情報や繊維業界の動向などを盛り込んだ。すでに250部ほど作成した。また、11日には名古屋観光ホテルで記念式典を開催する。これ以外にも今後、さまざまな形で記念事業を実施したい」
 ー繊維業界を取り巻く環境は激変している。
 「明るい兆しもある。繊維業界は近年、中国を主力産地に据えて、コスト競争力を高めてきた。しかし、中国は人件費が上昇している。これに船賃や倉庫代、関税などを考えると、『中国製品が圧倒的に安くて国産品はかなわない』という状況が変わるかもしれない。向こう3~5年で日本と中国のコスト競争力が拮抗(きっこう)する、という見方も出ている」
 ー今後の方針を。
 「新しい流れをいち早く捉え、時代の変化に迅速に対応していくことが大事だ。そのため、大手のアパレルメーカーや小売店など、時代をリードする企業との情報交換を一層進めたい。具体的には、講師を招いた勉強会などだ。これによっていろいろなビジネスチャンスが生まれてくると思う」

 
 
 

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