「ココが聞きたい」新社名へ 成長戦略どう描く 東海物産社長・大倉偉作氏

更新日:2011年 9月30日 (金)

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「創業の志を忘れずに100年企業をめざす」と話す大倉社長

 電子部品や半導体などを扱う専門商社・東海物産は10月1日付で、東海エレクトロニクスに社名を変更する。昨年創業65周年を迎えたのを契機に、1945年の創業以来冠してきた社名の変更を決断した。社名変更の狙いや今後の経営方針などについて、大倉偉作社長に聞いた。
 ―新社名に込めた思いは。
 「創業者が名古屋と中国・大連を行き来しながら、貿易の商売をしていた。日本から東シナ海を渡って、中国大陸で大きく商売しようという志を抱き、東海物産という社名にした。東海物産の東海は、東シナ海の東海を意味している。創業者の思いと、主力商品であるエレクトロニクスとを組み合わせることで、対外的にも社名と会社の中身を分かりやすくしたいと思った」
 ―電子部品や半導体の需要も構造も大きく変化している。
 「環境に優しいエコカーやクルマの高機能化などを背景に、電子部品の需要は今後も伸び続けていく。しかし、市場は大きく変化している。日本国内も高度な電子部品は成長すると思うが、より速いピッチで伸びるのは中国、インドなど新興国だ。中国を中心に、これまで以上に現地のマネジメント機能の向上や人材育成に力を入れていきたい」
 ―ここ数年、海外に力を入れている。
 「全社員303人のうち、海外で働く社員が92人。うち日本人の駐在員は8人だ。また92人のうち64人が中国拠点で働いている。需要のあるところで製品を企画・開発していくことが基本だ。需要が伸びている中国で企画・開発機能を高めていきたい。中国はじめ市場が求めるコストと信頼性を両立するため、得意先には電子部品の複合化、材料開発、現地での製品加工などを提案させていただければ、と思っている」
 ―事業領域の拡大も中期的には課題だ。
 「主な納入先は情報通信、自動車、工作機械産業だ。マーケティング部を中心に『環境』、『エネルギー』、『医療』をテーマに新たなビジネスの創造を研究している。社名変更を契機に『100年企業をめざそう』と社内で呼びかけている。一人でも多くの社員が、次世代に会社を残すためには、いま何が必要かを考えることが大切だ」

 
 
 

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