「論説」愛知ブランドものづくり講座 学生に目からうろこの体験を

更新日:2011年 9月16日 (金)

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 愛知県と名城大学は、「愛知ブランド企業に学ぶものづくり」講座を開講する。愛知ブランドに認定された経営者が講師となり、製造業のおもしろさややりがいなどを大学生に語り掛ける内容。
 10月17日から12月26日までの毎週月曜日、名城大学天白キャンパスで開催する。全11回。受講料は無料。
 ものづくり王国と言われる愛知県。この強みを国内外にアピールし、世界ブランドとして展開していくのを後押しするために生まれたのが、愛知ブランドという認定制度。03年度からスタートし、これまでに276社が認定を受けている。
 このように、県内には優れたものづくりの中小企業が数多く集積しているが、どのような企業があり、何をしているのかについて、次代を担う大学生にはよく知られていないのが現状。
 しかも、就職の傾向としては、製造業離れ、理科離れが進み、大企業志向が高まっていると言われている。
 愛知ブランド認定企業の中には、高度な技術を保有していても、人目にあまりふれない製品を製造している企業がある。そのような企業は、関連業界以外ではその実力が知られることは少なく、人材確保に苦労が伴う。
 こうした状態が続いていけば、ものづくり産業を支える人材の減少を招き、県内の産業基盤の将来に大きな影響を与えることが懸念される。
 このため、愛知県内のものづくり企業の魅力を伝え、製造業に興味を持つ人材の育成、就職に対する考え方の新たな形成、就職支援などを目的として実施するのが、この講座。
 昨年に初めて開催し、県外を含む14大学から、延べ441人が受講。受講者へのアンケート調査では、90%以上の学生が「役に立つ」「聞いて良かった」と回答したという。
 今年の講師は、精密切削・研削加工の「エイベックス」、イノベーションに挑戦し続ける「生方製作所」、人と製法を守る「まるや八丁味噌」、ユーザーのためのたったひとつの製品をつくる「松本義肢製作所」、バルーンカテーテル開発の「東海メディカルプロダクツ」、日本の医療を支えるブドウ糖トップメーカー「サンエイ糖化」、豆腐・スイーツの「おとうふ工房いしかわ」、デザインで戦う専門家具メーカー「愛知」、全国においしさを提供する「スギ製菓」―の会長、社長ら9人。
 昨年の例からも、中小企業を知らない大学生にとっては、目からうろこの体験になることは間違いない。初回と最終回は、大学教授が、ものづくり企業の魅力や9社以外の愛知ブランド企業について語る。

 
 
 

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