ソーシャルビジネス大学

更新日:2010年 9月17日 (金)

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 ソーシャルビジネスとは、環境や貧困問題などさまざまな社会的課題に向き合い、ビジネスを通じて解決していこうとする活動の総称と定義されている。
 社会的課題の解決を事業活動のミッションとしながらも、ビジネスの形で事業の継続性を確保し、これまでにない商品やサービスを提供する革新性を特色としている。
 競争環境が厳しさを増す世界市場の中で勝ち抜いていく強い企業が求められる一方で、成熟し、複雑化していく社会の中からはさまざまな問題が発生し、行政の力ですべてを解決できないことから、ソーシャルビジネスの必要性は日増しに高まっている。
 こうしたソーシャルビジネスの立ち上げを促進する活動の一環として、コンソーシアム「ソーシャルビジネスネットワーク大学」が設立された。対象分野は福祉、介護、子育て、就労、農林・漁業振興、環境、まちづくりなどで、ソーシャルビジネスの起業家を育成・支援するとともに、関係する人たちのネットワーク構築を目指している。
 構成メンバーは、これまでソーシャルビジネスやコミュニティービジネスの支援活動を続けてきた全国9団体で、同大学の「東海・北陸キャンパス」は、NPO法人起業支援ネットが事務局を担当している。
 東海・北陸キャンパスが現在、推進しているのは「ソーシャルビジネストライアル東海・北陸リーグ」。内閣府地域社会雇用創造事業の交付金事業で、今年から2年間をかけて、新たなソーシャルビジネスの担い手の育成に取り組んでいく。
 ビジネスプランを募集し、書類選考、ビジネスプランのブラッシュアップを経て、プレゼンテーションによるビジネスコンペを実施し、決定した支援対象者のビジネス立ち上げを応援していく。
 ビジネスプランコンペは、3エリアに分けて実施し、このほど三重エリアで開催。木工体験を中心とするエコツアーを通じて都市と農村をつなぐ地域間交流事業や、三重県産の間伐材を使ったおかげベンチで街も森も元気にする事業などが紹介された。
 愛知・岐阜エリアのビジネスプランコンペは25日、名古屋市中区の栄ガスビルで開催する。16人の応募の中から選ばれた6人がコンペに挑み、子育て支援、有機農業振興、生活者支援に関するビジネスプランを紹介する。10月23日には、富山・石川エリアで実施する予定。
 市民主導で暮らしを良くしようとする努力が新しいビジネスを育み、起業の力が地域の元気を生み出し、山積する課題解決に取り組むことが、新しい産業づくりにつながる。

 
 
 

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