「観測気球」コストで新興国と激突 トヨタ海外戦略 揺れる中小各社

更新日:2010年 9月10日 (金)

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 7月下旬。「工場を買って欲しい」―。碧南市の自動車部品メーカーに取引先の金型メーカーから依頼があった。部品の良し悪しを決め、モノづくりに欠かせない金型だが、今、従業員10人以下の零細メーカーの廃業が目立つ。8月に国が国際競争力を高めるため重点港湾に選定した衣浦港。数十もの工場が並ぶ沿岸のある工業団地では、現在「空き家」が10軒程度ある。「最近、撤退が際立つ。特に自動車関連が多い」(工業団地内の経営者)。
 トヨタやグループ各社の足元の業況は、エコカー補助制度によるハイブリッド車などの堅調な自動車販売に支えられ、急回復した。その一方、西三河の自動車向けの金型や試作品、設備関連の下請けの経営環境は厳しい。従来に比べトヨタのガソリン車の新型車の開発案件が減少。設備投資もおう盛ではない。刈谷市のある設備メーカー社長は「利益の半分は、親会社についていくための資金。残りは税金」と嘆く。

 
 
 

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