アイシン精機 藤森文雄社長 知恵出し新規投資半分に

更新日:2009年 7月14日 (火)

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「この1年間で急激にいろんなことが変わる」と藤森社長

 アイシン精機の社長に藤森文雄氏が就任した。前3月期は1985年の連結決算開示以来、初の営業赤字に転落。今期も減収赤字拡大の予想だ。世界的な自動車販売の低迷で厳しい環境が続く中、「開発力が生命線」と語る藤森社長に技術開発の戦略などを聞いた。

 ―経営方針は。
 「製品開発・生産技術開発の開発力と現場を含めたモノづくり力をもっと強くする。いい商品を開発し、しっかり提案していくことが基本だ」
 ―足元の環境はどうか。
 「国内は大変厳しい。新型プリウスで一部ラインは繁忙で残業も行い、プリウスをきっかけに他車種への広がりを期待しているが、経営の構えとしては国内生産400万台を超えることはないという気持ちで経営をやっていく。期待と実際は違う。7割操業でも利益の出せる体制に向けて取り組んでいる」
 ―具体的には。
 「今期の設備投資は前期と比べ半分以下に落とした。前社長が言い続けていた『シンプル、スリムな設備』。今までは忙しかったからやれなかったが、本当に自分たちで知恵を出して、遊休設備を上手に使いこなすことによって、新規投資を半分に抑える。それをやっていくことで本当に力がつくことになる。この一年間で急激にいろんなことが変わっていくだろう」
 ―開発出身。開発の方向性は。
 「忘れてはいけないことは、脚光が集まるハイブリッドの専用部品だけでなく、既存部品の軽量化一つとっても真剣にやっていかないと今後は採用されない。構造一つひとつをしっかりと考え<理想構造>にどれだけ近づけるか。構造革新が現有の次世代モデルになる。それが低コスト車向けであったり、新興国向けの車だったりする。まだまだやれることはたくさんある」
 「開発と生産技術の連携を強化し、既存の工法を積極的に使った図面にするとか。設計者は既存部品を意識した設計で部品の共通化を進めるなど、中期的には部品点数を最低3割は削減したい」

 <プロフィル>ふじもり・ふみお 岡山大学工学部機械工学科卒、71年4月アイシン精機入社、97年取締役、05年から副社長。三重県出身。60歳。

 
 
 

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