東邦ガス社長 佐伯卓氏 09年度の重点施策は

更新日:2009年 6月12日 (金)

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「今回の計画が社員の拠り所になればと思っている」と話す佐伯社長

 東邦ガスは2013年度までの5カ年計画をスタートした。工業用開拓などの重点施策や、中期計画策定を見送る企業が多い中で、あえて数値公表した意味を佐伯卓社長に聞いた。

 ―就任から約1年が経過した。
 「波乱に富み厳しい1年だった。ガス販売量も下期以降は急減、量のうち6割以上を占める工業用の減少の影響は大きかった。下げ止まった印象はあるが予断は許さない。09年度ガス販売量は前年度並みの6・7%減を見込む。来年度からプラスに転じると予測し、年度はピークの年度を上回る億立方にまで戻したい。ハードルの高い目標ではある」
 ―オール電化対策は。
 「営業総合職を新設して、ここ4年間は毎年数名を採用しており今後も採用を続ける。(販売店の)エネドゥにも需要開拓にマンパワーを費やしてもらえるようバックアップする。今あるエネドゥの中で(総合店)リベナスの比率も中期的な視点で増やす。昨年4月に事業を譲り受けた桑名市や合併した合同ガス・岐阜ガスの供給エリアだった三重、岐阜地区ではエネドゥ店舗数の追加も考えたい」
 ―エネファームの拡販動向は。
 「販売が固まったもので約70台、引き合いも含めると100数十台ある。初年度目標の200台は達成できる。(工務店など)サブユーザーから差別化の目玉に位置づけていただいており、手応えは予想以上。秋までにメンテ要員の研修、次世代燃料電池の実験を行う実験棟を本社構内に建設する」
 ―エネファームと太陽光発電を組み合わせたW発電の商品化は。
 「研究所に設備を設けて研究している。今期中の投入を目指したい。どう使えばお客様にとって一番効率的になるのか、ソフト面の提案も重要だ。余剰電力の買い取りについてはバランスのとれた議論が必要であろう」
 ―工業用開拓は。
 「工業炉・ボイラーなどの熱需要を中心に燃料転換を図りたい。過去数年の需要開発はコジェネが中心で1件あたりの開発量も大きかった。燃料転換による熱需要は量的には小ぶりだが、収益性は高い。『量から質への転換』を進めていく」
 ―中期計画の数値公表が持つ意味は。
 「先行き不透明な中で5カ年計画が作れるのかという声はあった。しかし、こういう時こそお客様・株主・社員に我々の進む道を示す必要がある。昨年末から各現場を回り、これまでに1500人ちかい従業員と中期計画を含めて話をし、頼もしさも感じた。問題意識を持ちつつも具体的に何をすべきかわからないという社員に対し、今回の計画が拠り所になればと思っている」

 
 
 

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