萩原電気社長 萩原義昭氏 逆風下の業績回復策は

更新日:2009年 6月 3日 (水)

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「4月からは薄日もさしている」と語る萩原社長

 主要取引先の自動車産業の減産を受け、年3月期は減収減益となった萩原電気。減収は7期ぶり、経常減益は6期ぶりで年3月期比6割減と、右肩成長に急ブレーキがかかった格好だ。今期も減収減益予想と一段の厳しさが見込まれるが、この現状にどう立ち向かうのか。「自動車産業に傾注してきた部分は、今後も変えるつもりはない」と語る萩原義昭社長に、今後の方針を聞いた。

 ―足もとの業績をどうみる。
 「前3月期の第3四半期以降、自動車メーカーの減産による(業績への)影響が出ており、今期も非常に厳しい状況が続くとみている。V字回復というのは難しい。一方で、新型プリウスが発売され受注も好調と聞く。前3月期の第4四半期の状況に比べれば、4―5月は薄日が差してきたと言える」
 ―今期も減収減益の見通し。
 「売上高ベースでは、5年前の数字に戻ってしまった。厳しい時期はもう少し続く。縮めるところは身を縮め、赤字を回避する。仕事のやり方を見直し、効率化を指示している。物流合理化や内製化率も高める。役員報酬カット率は引き上げ、管理職の報酬カットも実施している。業績次第で、もう一段のコストカットを検討する」
 「事務を含め年3月期に百数十人いた派遣社員は、契約終了とともに減らした。一方、正社員の雇用は守る。希望退職を募るつもりもない。こういう時期だからこそ社員のモチベーションが下がらないようにしたい」
 ―前3月期を初年度とする中期経営計画を凍結した。
 「翌期の計画を毎年秋に見直しているが、今回は環境が激変したため、(年3月期売上高目標880億円、経常利益率3・5%を)凍結した。今秋に骨子を組み立て直し、年明けに新しい数値目標を決めたい」
 ―トヨタグループ向け売上高構成比率が6割を超えている。他業種への横展開は。
 「創業来、50年以上にわたって、自動車産業に傾注してきた。生産ラインに関わる装置だけでなく、車載向け電子部品は、開発段階から現場に入り込み、つくり込んできた。この部分を今後も変えるつもりはない。自動車産業は厳しいが、仕事がないわけではない。(自動車生産ラインが)6割稼働でも、6割にフォーカスしていく」

 
 
 

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