【新連載】前田青邨伝、8月2日から連載スタート
中部経済新聞社は8月2日から本紙最終面で、「前田青邨(せいそん)伝 ~中津川が生んだ日本画の偉人~」を連載します。
明治18年、岐阜県中津川の商家に生まれた前田青邨は、幼い頃から絵の才能を発揮し、16歳から東京で本格的に絵を学んで、若くして日本画家として認められました。武者絵を得意とし、精密な描写で知られ、戦前の日本画界の代表的な作家となりました。昭和天皇が訪米後の記者会見に臨まれた皇居宮殿・石橋の間に飾られている「石橋」はその代表作です。
還暦を過ぎた戦後も92歳で亡くなるまで第一線で活躍し、昭和30年には文化勲章を受章。平山郁夫ら後進の育成・指導の役割も果たしました。連載では、苦悩する若き日から日本を代表する日本画家へと駆けあがり、大家となる過程を、それぞれの時代の代表作品や、故郷中津川での思い出を交えながら紹介していきます。ご期待ください。
■執筆 前田青邨伝制作委員会 ■監修 古川秀昭(前岐阜県美術館長・現OKBギャラリーおおがき館長)