ごあいさつ

愛知ゆとりある住まい推進協議会
会長 山北 康雄

近年、人口・世帯減少社会、少子高齢社会の進行、ライフスタイル・家族形態の多様化など大きな変化が見られています。住まいの分野におきましても、今後、住宅の量的な充足が一層進み、これまでの新築中心の時代から老朽・狭小化した住宅の建替えやリフォームの時代へと変化すると予測されます。

そのような中、県民の皆様の住宅に対する関心もますます高まっており、防犯や耐震化を始めとする、より安全で安心できる住まい、より快適で個性豊かなライフスタイル、人・環境にやさしく健康的な生活など、住まい手のニーズが多様化・高度化してきております。

また、このような社会情勢を背景として、昨年、住生活基本法が施行され、現在、国や各地方公共団体におきましても「住宅」から「住生活」に対象を広げた住宅施策が展開されております。

情報化の時代といわれる中、様々な媒体を通じて大量で多種多様な情報を簡単に入手できるようになりましたが、ある意味情報過多の面も生じております。

そのような中で、実際に自分の目で見て、触れて、確かめながら住まいづくりや住まい選びにあたることは、より一層重要であり、また、県民の皆様からは、必要とされる適切な情報をより的確に届けることが求められていると思われます。

 「ハウジング&リフォームあいち」は、愛知県をはじめ官民あわせて74団体で構成する愛知ゆとりある住まい推進協議会が中日新聞社、中部経済新聞社と共に開催する住宅フェアで、新築からリフォームまで、県民の皆様のニーズに的確に対応した住情報の発信や相談の場として、その果たす役割は非常に重要であり、県民の皆様の期待も大きいと考えられます。

今回の「ハウジング&リフォームあいち2008」では、このような社会情勢や県民の皆様のニーズを踏まえ、「住まいと暮らし」をコンセプトに、住まいに関する的確で幅広い情報を提供し、県民の皆様に多様な住まい方の提案をしていきたいと考えております。

皆様の積極的なご出展参加をお願い申し上げます。

「ハウジング&リフォームあいち2008」の開催にあたって

愛知県建設部建築担当局
局長 長瀬 幸男

日頃より、本県の住宅行政の推進にご理解、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。

今、本県は、産業経済の発展、社会基盤の整備などにより様々な面で地域の力が高まり、活力に溢れているといわれています。しかし、一方で本格的な少子高齢社会及び人口・世帯減少社会の進行、地球規模での環境問題の深刻化など、時代は大きな転換期を迎えており、今後は将来にわたる愛知のあるべき姿をしっかりと見定めた施策を展開していく必要があると考えております。

生活の基盤となる「住まいづくり」、「まちづくり」の分野におきましても、こうした社会情勢の変化に対応するため、昨年、住生活基本法が施行されました。この法律では、新築だけでなくリフォームや維持管理に至るまで住宅施策の対象を広げ、豊かな住生活の実現に向けて、国や地方公共団体だけでなく住宅関連事業者や居住者など関係者相互の連携を図りながら取り組んでいくということが示されております。

これを受け、愛知県におきましても、本年2月に住まい・まちづくりの施策の新しい基本方針となる「あいち住まい・まちづくりマスタープラン2015」を策定しました。このマスタープランでは「安心して住み続けることができる」などの4つの「目標とするあいち居住の将来像」を掲げております。今後はこの目標を実現するため、関係者の方々の協力を得ながら様々な施策を展開してまいりたいと考えておりますが、その施策のひとつとして「住まい手の判断材料となる的確な情報の提供」を掲げております。

最近の相次ぐ地震の発生や、地球温暖化問題などにより、より安全で快適な住まいづくりに対する県民の皆様感心もますます高まりをみせ、このような中、県民の皆様が必要とされる適切な住情報を提供することは、より一層重要性を増しております。

今回の「ハウジング&リフォームあいち2008」は県民の皆様が直接見て、触れることのできる総合的な住宅情報を発信する場として、県民の皆様からの期待も大きく、豊かで、安全・快適な住まいづくりに向けた有意義な機会となるとともに、その果たす役割は大きなものになると思っております。

関係者の皆様にはこの催しの趣旨をご理解いただき、ご支援とご協力をお願いいたします。