ごあいさつ
愛知ゆとりある住まい推進協議会
会長 壁谷 又嗣
近年、人口・世帯減少社会、超高齢社会の到来、ライフスタイル・家族形態の多様化など大きな変化が見られています。住まいの分野におきましても今後住宅の量的な充足が一層進み、これまでの新築中心の時代から老朽・狭小化した住宅の建替えやリフォームの時代へと変化すると予測されます。
また、県民の皆様の住宅に対する関心もますます高まっており、防犯や耐震化を始めとするより安全で安心できる住まい、より快適で個性豊かなライフスタイル、人・環境にやさしく健康的な生活など、要望が多様化・高度化してきております。
最近では、インターネットの普及などにより大量で多種多様な情報を簡単に入手できるようになりましたが、そんな時代であればこそ、実際に自分の目で見て、触れて、確かめながら住まいづくりや住まい選びにあたることがより一層重要になってくるものと思われます。
こういった意味でも新築からリフォームまで県民ニーズに的確に対応した住情報の提供や相談の場として「ハウジング＆リフォームあいち」の果たす役割は非常に重要であり県民の期待も大きいと考えられます。
「ハウジング＆リフォームあいち」は、愛知県をはじめ官民あわせて７５団体で構成する愛知ゆとりある住まい推進協議会が中日新聞社、中部経済新聞社と共に開催しておりますが、今回は「もっと知ろうよ 住まいの安全・快適・エコライフ」をテーマに、新鮮で幅広い情報を県民の皆様に提供していきたいと考えておりますので、関係の皆様の積極的なご参加をお願いいたします。
「ハウジング＆リフォームあいち2006」の開催にあたって
愛知県建設部
理事 山北 康雄
日頃より、本県の住宅行政の推進にご理解、ご協力をいただき厚くお礼申し上げます。
現在、少子・高齢化の急速な進行や地球規模での環境問題の深刻化の中で、住まいに関しても、地震や防犯・シックハウス・アスベスト問題など、安心・安全や環境に対する関心が高まっております。特に最近では、一部の業者による悪質なリフォーム工事が問題となっております。
本県におきましても、「安心してリフォーム工事を行うために」と題するリーフレットの配布や住宅リフォーム工事についての相談窓口の設置などの対策を進めているところであります。また、国においても、財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターがリフォームなどの相談窓口の設置や、リフォーム登録業者のインターネットによる情報提供などを行っております。
このような中で、愛知ゆとりある住まい推進協議会におかれましては、平成１５年度より、県民の方々からの住まいに関する相談に対して、会員団体から推薦を受けた建築士やインテリアコーディネーターなど様々な専門家が無料で相談に応ずる仕組みとして「住まい手サポーター制度」を創設されました。県民が、住まいについて安心して適切な選択と判断を行えるよう、この制度が十分に活用されることを期待しております。
また、いつ来てもおかしくないといわれている東海、東南海、南海地震に備え、本県では、市町村と連携して木造住宅の無料耐震診断や耐震改修費補助を行っております。今後、愛知建築地震災害軽減システム研究協議会が検討しております、少ない費用で耐震効果のある耐震工法の開発などの成果をいただきながら、更なる住宅の耐震化の推進に努めてまいりたいと考えております。
今回の「ハウジング＆リフォームあいち２００６」は、県民の皆様が直接見て、触れることのできる総合的な住宅情報を発信する場として、より一層重要であり、県民からの期待も大きいと考えております。
また、愛知万博の成果をいかし、環境に配慮した住まい・まちづくりを確実に進めていく上で、この催しが大きな役割を果たされますことを心から願っております。
関係者の皆様にはこの催しの趣旨をご理解いただき、ご支援とご協力をお願いいたしまして、私からのあいさつとさせていただきます。
愛知ゆとりある住まい推進協議会とは…
豊かさの実感できるゆとりある住まいづくりを推進するため、県下の住宅・宅地関係の各団体・企業等の支援・協力の下、昭和６３年7月に設立された団体です。
活動内容
- 「ハウジング＆リフォームあいち」の開催
- すまいる愛知住宅賞
- ゆとりある住まい講演会
- 「知って良かった−住まいの知識」の発行
- 愛知ゆとりある住まい推進協議会ホームページ
- 「あいち☆すまい・まちづくり情報広場」ホームページへの運営参加
- 住まい手サポーター制度の実施等、住まい手支援に関する取り組み
- リフォームコンクールの実施
- ゆとりある住まい研究会・見学会
当協議会の活動等詳細につきましては愛知ゆとりある住まい推進協議会ホームページをご覧下さい。
