環境特集 団体の取り組み
一般社団法人MSCジャパン
世界海洋デーに合わせTwitterキャンペーン実施
国際的な非営利団体MSC(海洋管理協議会、本部ロンドン)の日本事務所であるMSCジャパンは、国連が定める6月8日の世界海洋デーに合わせ持続可能な漁業で獲られた水産物の証であるMSC「海のエコラベル」の認知向上を目指し、“小さな「海のエコラベル」を選んで、大きな海を守ろう”と題したTwitterキャンペーンを7月31日まで実施しています。MSCジャパン公式アカウント(@MSC_Japan)をフォローし、MSCアンバサダーのココリコ・田中直樹さんが出演するキャンペーン動画を見てツイートするとMSC「海のエコラベル」付き製品などが抽選で合計672人に当たります。
芸能界随一の海洋生物好きとして知られるココリコ・田中さんは、動画では「MSC特殊調査員」に扮して、お寿司を食べようとする家族の食卓に現れ、過剰な漁獲などで減少する水産資源の現状や未来に起こるかもしれない危機について熱弁を振るいます。
5月に全国1千人を対象に行った水産資源に関する意識調査では、天然の魚の減少を認識している人が約8割に達しました。MSC「海のエコラベル」を知らない人は8割以上となりましたが、ラベルの意味を知った後では約8割の人が商品購入の際に選びたいと答えました。
イオングループや生協・コープ、セブン&アイグループ、西友、ライフ、マクドナルドなどで販売が広がる国内のMSC「海のエコラベル」付き製品の登録数は今春、1千品目を超えました。国内のMSC漁業認証数も2月に中部地区で初めてマグロ類で認証を取得した尾鷲市の尾鷲物産をはじめ、合計10件に増えています。
キャンペーン特設サイト(https://www.msc.org/jp/2021cp)も用意し、多くの方にMSC「海のエコラベル」を選ぶことが持続可能な漁業を支え、水産資源や環境を守ることにつながることを伝えていきます。