環境特集 企業の取り組み
ミダック
日本初の移動式循環リサイクルカーを用いた実証実験を開始
株式会社ミダックは、環境・社会への貢献として、ごみ処理の効率化などを目的とし、地域社会との協力に取り組んでいます。
一般廃棄物の減量化・再資源化は、各自治体共通の課題であり、特に浜松市では、ごみ減量化の推進活動を行うなど、積極的な活動を行っております。しかし、食品残渣は水分を多く含むため、ごみ処理には多くの費用とエネルギーが必要となるほか、食品残渣の再資源化リサイクルの方法である堆肥化についても、小口食品残渣のリサイクルには向いていません。そこで、堆肥化装置を車両に搭載し、回収と処理を同時に行える「移動式循環リサイクルカー」を考案しました。
移動式循環リサイクルカーは、回収と処理を同時に行えるため、コンパクト化が可能であるほか、小口食品残渣の回収に適しており、効率的な回収が可能です。更に、燃えるごみとして廃棄する場合に比べ、ごみ処理費用の削減や二酸化炭素(CO₂)の排出量が抑制され、脱炭素化社会への貢献も期待できます。
また、災害時には、腐敗や臭いの出る食品残渣が問題となりますが、この車両を活用することで、被災地で発生した食品残渣を一早く回収しに行き、同時に支援物資を届けに行く「災害救援車両」としての活躍も期待されております。
人々の生活・環境を守る社会インフラとしての使命を遂行するために、当社は廃棄物処理のプロとして、引き続き地域の皆様と緊密に連携してまいります。