環境特集 企業の取り組み
イー・キュー・マネジメント技研
SDGs成熟度評価の展開推進
経済産業省創設「おもてなし規格認証」採択の認証支援機関のイー・キュー・マネジメント技研は、同認証機関の日本CSR協会とともに、昨年11月にサイトウホーム(名古屋市)の同規格認証の取得に合わせ、全国初のSDGs成熟度評価登録証を発行しました。同規格認証の審査と併行して評価を行い、SDGsのうち五つの目標(3、4、8、11、12)で5段階評価の4点にあたる「持続可能な目標管理ができている」と判定しました。同様の登録証発行は4社に増えています。
同成熟度評価は、PDCA(計画・実行・チェック・改善)による定量的目標管理からSDGs活動の成熟レベルを評価します。組織の社会的責任の国際規格・ISO26000の中核主題(組織統治・人権・労働慣行・環境・公正な事業慣行・消費者課題・コミュニティ参画及び開発)をベースに、同規格認証に加え、ISO14001(環境)、9001(品質)、地方創生SDGsなど各マネジメントシステムとのSDGs統合評価も手掛け、各規格項目に対応したSDGs評価チェックシートを策定し、既存の導入システムと一緒にSDGs活動の目標達成・進捗管理を効率的に行えます。
これまで同中核主題から課題を抽出し、企業のCSRや自治体行政改革のGSRを推進するシステム構築、評価を展開してきました。CSRの一環として同規格認証の取り組みを進め、製造業や建設、不動産、まちぐるみなどを含めた300程度の認証実績を持ち、新たなおもてなしの創作やサービス業務効率化を支援しています。同成熟度評価のニーズにも応え、企業、自治体の実効性あるSDGsを推進し、経営力向上や地域活性化、地方創生に貢献していきます。