環境特集 企業の取り組み
新コスモス電機
センサ技術でオフィスの冷暖房の省エネを実現
新コスモス電機は、ガスセンサ技術をもとに家庭用・産業用ガス警報器、住宅用火災警報器のほか、ニオイの測定や室内環境管理商品を提供している。企業・学校等での節電対応・省エネが求められている中、同社では冷暖房の省エネを実現する「換気扇コントローラ」を販売している。
換気扇コントローラは、ガスセンサを用いて室内の空気の汚れを検知し、空気の汚れに応じて換気扇の運転(強/弱またはオン/オフ)をコントロールする機器。常に換気扇を回している場合より外気導入量が大幅に削減され、冷暖房の効率向上、省エネにつながる。また、学校教室の環境向上機器として一般社団法人文教施設協会より「学校施設優良部品」として推奨を受けている。
ラインナップは、ヒト代謝ガス・化学物質・ニオイ等を検知する「ARU-02」、法令で空気汚れの指標となるCO2を直接検知する「ARU-03」、両方のセンサを搭載した「ARU-05」。機器の本体価格は1万8000円(税抜)からと安価で、設置をする際にも特別な工事は不要なので短期間でイニシャルコストを回収することが可能。
現在、オフィスビル、学校、公共施設、スポーツジム、病院など、個別空調を使用している建物での省エネ対策および空気環境管理として、好評を博している。