環境特集 企業の取り組み
加山興業
遺品整理、省エネコンサルティング、養蜂なども手掛け地域に貢献
産業廃棄物処理の加山興業(実質本社豊川市)は、創業精神に「とっても頑固なゴミ屋さん!」と掲げ、廃棄物の適正な処理やリサイクルに取り組んできた。破砕から選別、焼却などを行い、工場や建設現場から発生する廃プラスチックや木くず、病院から出る医療系廃棄物などさまざまな廃棄物に対応している。
地域からの高い信頼により、企業から廃棄物処理の受注も増やしている。将来的な受注増にも対応するため、2022年初頭には「千両プラント」(豊川市)の焼却設備を更新する。高効率の最新タイプを導入し、同社全体の焼却能力を大幅に引き上げる。新焼却設備は、1日当たりの焼却能力が92㌧。連続して廃棄物を燃やせ、24時間操業も可能にするという。
本業以外の「環境ソリューション事業」にも積極的に取り組んでいる。地元小学校への環境教育の普及、解体業、ミツバチプロジェクト、防災事業等多岐に渡る。また、昨年度からはSDGsカードゲームセミナーの開催を始めた。企業や学校、特定非営利活動法人(NPO法人)の関係者らが参加し、それぞれの団体におけるSDGsへの取り組みを後押ししている。こうしたCSR活動やSDGsへの取り組みを通じて、地域や社会に貢献している。