第35回中経トパーズ賞
中部経済新聞社は、東海地方の優れた女性経営者を表彰する「第35回中経トパーズ賞」に山田晶子氏(中京パイプ工業、春日井市)、河上智子氏(河上薬品商事、関市)、村田典子氏(角仙合同、伊勢市)を選んだ。
トパーズ賞は、優れた経営手腕に加え、地域活動に貢献している女性経営者を対象に、商工会議所・商工会の推薦に基づき選考した。受賞者の略歴は以下の通り。

山田晶子氏
やまだ・あきこ 2018年、父の後任として中京パイプ工業の代表取締役社長に就任。女性ならではの感性を生かし3S活動を推進、油の臭いが少ない清潔な工場づくりを進めた。先代の「夢工場へ挑戦!」の理念を継承し、「第二の夢工場へ!」を新たな方針に打ち出した。女性社員比率40%という製造業では高水準の職場環境を実現し、親子三代にわたる勤務もあるなど、社員が誇りを持って働ける企業文化を築いた。地域産業の持続的発展に大きく寄与している。(春日井商工会議所推薦)

河上智子氏
かわかみ・としこ 1986年から河上薬品商事の専務取締役として、配置薬事業のM&A(企業の合併・買収)による全国展開を推進。2012年には飲料水事業に参入し、今年群馬県に新工場を稼働させるなど事業領域を拡大した。税理士資格を生かした経営基盤の強化に加え、関商工会議所女性会副会長・会長を歴任し、組織運営と人材育成で地域経済の発展に尽力。本年度には岐阜県商工会議所女性会連合会会長に就任、豊富な経験と指導力で地域経済の発展に寄与している。(関商工会議所推薦)

村田典子氏
むらた・のりこ 伊勢商工会議所の議員、常議員、会員会会長などを歴任し、長年にわたって地域経済の活性化に尽力してきた。新型コロナウイルス感染拡大期には活動が制限される中、会員支援の重要性を訴え、ホームページの刷新やメールマガジンの構築などデジタル施策を推進。情報発信力の強化や支援体制の整備を進め、会員増に貢献、事業展開の幅の拡大や会員サービスの充実に大きな成果を上げた。柔軟な発想と着実な行動力で地域の発展に貢献している。(伊勢商工会議所推薦)
















