「ココが聞きたい」 野村証券常務・名古屋支店長・徐浩平氏 日本版ISA導入、どう攻める?

更新日:2013年 4月24日 (水)

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「日本の証券業界はもっと強くならなければいけない」と話す徐氏

 昨年11月半ばから株式相場が活況を呈している。中部地区も自動車関連を中心に年初来高値を更新する銘柄が相次ぎ、再び個人投資家の関心が株式市場に集まり始めた。2014年1月からは、小額投資を優遇する「日本版ISA」も本格的に始まり、個人投資家の市場参加を促す追い風として期待も大きい。ISAへの取り組みなどについて、野村証券常務(名古屋駐在兼名古屋支店長)の徐浩平氏に聞いた。
 ―現在の株式市場をどう捉えるか。
 「日銀総裁が交代し緩和派の人たちが期待通りにアクティブに動き、マーケットが好感。極端な円高修正が行われつつある。その結果、お金が動き始め、リスクをとりにいく動きが出始めた。昨年は『上がれば必ず下がる』、今年は『下がれば必ず上がる』ぐらいに変化してきている。企業のIPO(新規株式公開)も活発になっており、新規公開株の値動きもいい」
 ―来年1月から日本版ISAも始まる。
 「相当に裾野の広い人たちが参加してくると期待している。日本の株式市場が弱い背景は、個人投資家が少ないことが一つの要因。ISAにより、いよいよ市場に厚みが出てくる。経済に非常によい循環をもたらし、株式を発行する企業もISAを意識した行動が必要になる。企業、投資家、仲介する金融機関も積極的に動くべき。みんなで市場を支えていく意識が大切だ」
 「ISAで集まるお金は現在の時価総額で考えても結構なウエートになる。個人投資家はネットトレーダーのように頻繁な売買を行わないので、根雪のように資産の裾野を形成する。銀行は強力なライバルだが、商品情報やお客さまへの説明能力などは証券会社の方が先行しており、成果が出せると考える。眠っているお金を活性化させるため、真っ白なお金を取りにいく」
 ―今期、名古屋支店としての取り組みを。
 「金融資産を保有する60歳以上から、次世代に富の移転を進めるため、ファミリー化を推進する。息子や娘など家族を一つのくくりとして資産管理していく。ただ家族とはいっても異なる地域に住んでいる場合も多い。財産についてあまり会話をしない傾向もある。家族情報のデータベースをつくり、相続などさまざまな局面に対応できるようにしたい」

 

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