「ココが聞きたい」 百五銀行頭取・上田豪氏 聖域なき業務効率化、どう実現?

更新日:2013年 3月21日 (木)

130321Ueda.jpg

「聖域なきBPRに取り組む」と話す上田頭取

 百五銀行はこのほど、2014年3月期からスタートする3カ年の中期経営計画を策定した。1=貸出金、預金の拡大 2=徹底した業務効率(BPR) 3=CSの再強化―を3本の柱に掲げる。なかでも「聖域なきBPRに取り組む」と強調する上田豪頭取に具体的なBPRの計画などを聞いた。
 ―中期計画で貸出金、預金の拡大に加え、徹底したBPRに力を入れていく考えだ。
 「貸出金、預金の規模を拡大していくことはもちろん重要だが、低金利が続く中、ローコストオペレーションで生産性をいかに向上するかが収益拡大のカギになる。中期計画では、すべての業務についてBPRの工程表を作成した。ローンや後方事務など10程度のテーマで部会を立ち上げ、取り組みを開始する」
 ―具体的には。
 「分業やIT(情報技術)を活用し、聖域なきBPRに取り組んでいく。そうすることで営業店は営業に注力する体制を整えることができる」
 「例えば、住宅ローンを1件成立する場合、最初の相談から実際にローンを実行するまで半年程度かかっているのが現状だ。いまは書類をまとめる事務を含め営業店の業務量が多い。今後は書類をまとめる事務などを本部の部署に集中させていく。分業することで営業店の業務時間を7分の1に短縮する。作成する書類についても大幅に見直し簡素化させる」
 ―ITを活用した取り組みは。
 「BCP(事業継続計画)の一環で、災害時の通信手段を確保するため、テレビ会議システムを導入する。こうした新たなツールをBPRに活用する。現在行っているすべての会議について、テレビ会議で対応できるか調査したところ、半分以上の会議が対応できることが分かった。営業店から時間をかけて本店に集まっている各種研修もテレビ会議を活用し、業務効率を上げる。上期から順次導入していく予定だ」
 ―中期計画では、CSの再強化も掲げている。
 「CSをもう一度、徹底する。これまで本店や営業店がそれぞれCSに取り組んできたが、全体で統括する部署がなかった。4月1日付でサービス品質向上部を立ち上げる。商品を提案する時期が銀行の都合になっていないかなど、顧客目線からモノを言う部署にしていく」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2013年 3月21日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2013年3月 > 21日 > 「ココが聞きたい」 百五銀行頭...