中京銀行頭取・深町正和氏 中期計画の個人向け戦略は? サテライト店移行前倒し

更新日:2013年 2月27日 (水)

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「これまで貸出先数は減少傾向が続いていたが、増加に転じてきた」と手応えを話す深町頭取

 中京銀行は今月10日、創立70周年を迎えた。1943年2月、三重県津市で「八紘無尽」として創業。名古屋信用金庫との合併を経て、事業基盤を拡大してきた。70周年を機に「感謝」をテーマに記念事業を実施している。深町正和頭取に周年への思いや今年度からスタートした中期経営計画(最終年度15年3月期)の進捗(しんちょく)状況などを聞いた。(聞き手・大蔵敦生)
 ―創立70周年を迎えた。
 「地域社会や顧客、株主の支援のおかげだ。感謝の気持ちを込めて記念事業を企画した。環境保全活動を積極的に取り組む「エコ宣言」を行い、全車両をエコカーに切り替えたり、緑化団体に寄付するエコ定期預金などの取り扱いを開始した」
 「愛知県、三重県の15カ所の社会福祉協議会に車椅子を寄贈するなど地域貢献活動も行っている。株主優待も拡充した」
 ―中期計画の進捗状況は。
 「企業の資金需要が低迷する中、金融機関の競争激化によって貸出金利の低下が止まらない。金利設定が(中期計画を策定した)当初と比べ低く、厳しい状況だ。ただ、これまで貸出先数は減少傾向が続いていたが、増加に転じてきた」
 ―貸出先数が増加している要因は。
 「2年前に貸出先の新規開拓を強化する体制に移行し、その効果が徐々に表れてきたからだろう。新規開拓担当者を支店から本店に集約したことで、専門性や機動力を高めることができた。昨年11月からは、担当者2人が営業基盤の弱い豊橋地区を重点的に回り始め、成果を上げている。今後、他の地区でも担当者の派遣を検討していく」
 ―既存の出張所や支店を、個人向けに特化したサテライト店にする店舗の見直しは。
 「中期計画の期間中に十数店をサテライト店に移行する計画だが、既に7店で実施した。4月からも順次実施し、前倒しで計画を達成できそうだ。昨年末からの株高で投資信託の販売は好調だ。(サテライト店移行への)タイミングが良かった」
 ―中小企業金融円滑化法が3月末で期限切れを迎える。その後の対応は。
 「これまでの融資スタンスを変えることはない。外部機関と連携し、中小企業の再生に向け支援していく」
 ―貸出先で、経営再建中の御園座について。
 「28日に第一回債権者集会があると聞いている。それから具体的な検討に入る。ただ、名古屋の文化を消すことはできないだろう」

 

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