ここが聞きたい=中部プラントサービス社長の浅野晴彦氏 火力発電所点検どう効率化?

更新日:2013年 2月11日 (月)

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「集中する火力発電所の定期点検を着実に進め、電力の安定供給に貢献したい」と話す浅野社長

 中部電力グループの中部プラントサービスは、火力や原子力発電所設備の据え付けやメンテナンスを手がける。中電は浜岡原発停止以降、火力発電所の稼働を増やしている。火力発電所は定期点検が必要だが、電力需要の低い春と秋に集中する傾向にある。定期点検を手がける中部プラントはどう対応するのか。浅野晴彦社長に聞いた。

 今年の経営環境の見通しから。
 「稼働が増えている火力発電所の定期点検を着実に進め、電力の安定供給に貢献する。定期点検は現在、電力需要が比較的少ない春と秋に集中している。また、今年は、出光の大規模保全工事の仕事がある。集中する火力の定期点検と重なるため、効率的な点検や、人員配置が一層必要になる」
 具体的な対策は。
 「効率的な点検について、現在、中電に定期点検期間の短縮を提案している。現在は、昼のみが多いが、夜を含めた2交代の態勢を増やす。定期点検期間が短くなれば、中電の運用がより楽になる」
 「人員配置に関しては、2年前に採用した新入社員が戦力になっている。有効活用したい。人員が足りない場合は、人材派遣会社にお願いするかもしれない」
 中電はグループ会社に経営効率化を求めている。
 「建設業は、人件費のウエートが高い。しかし、これを下げるのは難しい。長い視点で捉えると、1人が複数の業務をこなせる多能工化を進めることが一層重要になる。昨年夏、態勢を強化するため、組織を見直した。今後、教育をさらに強化する」
 再生可能エネルギーの取り組みについては。
 「バイオマス発電をやってみたい。発電設備の据え付けやメンテナンスなど、既存の技術力を活用できるからだ。太陽光発電に関しては、田原市の遊休地に、発電出力260キロワットのパネルを設置する。3月に売電を開始する予定だ」
 今後、中電からの仕事が減る可能性もある。
 「ほかで仕事を受注する必要性が一段と高まる。ボリュームとして期待できるのは、各種プラントなどのメンテナンスだ。建設は受注の波があるが、メンテナンスは比較的波が少ない」

 

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