「ココが聞きたい」アドヴィックス社長・川田武司氏 売上高6千億円へどう攻める? 次世代のブレーキ追求

更新日:2013年 2月 8日 (金)

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「将来を見据え、新しいブレーキ製品を開発していく」と語る川田社長

 2020年度に連結売上高3兆3千億円以上を目指すアイシングループ。主要グループ企業でブレーキシステムを開発・製造するアドヴィックス(本社刈谷市)は17年度に連結売上高を6千億円(12年度見込み約4400億円)に引き上げ、グループの将来成長をけん引するかまえだ。川田武司社長に今後の成長戦略を聞いた。
 ―13年のかじ取りは。
 「今年は例年以上にやることがたくさんある。中国やタイ、インドで新工場が稼働するほか、制御系を中心に新製品が続々と立ち上がる。新しい取り組みを着実にこなし、努力が花開く年にしたい」
 ―海外拠点の現状と今後の海外戦略について。
 「タイとインドネシアは仕事量が増えている。中国は利益を出すのが難しくなってきた。人件費が上がり、顧客から要求される価格も厳しい。中国は頑張らないとしんどい状況だ」
 「13年に海外新工場を順調に立ち上げるのが先決で、その後の海外投資計画はこれから検討する。将来的にはブラジルなどが進出候補になるだろう。近く刈谷工場で新しい二輪用ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)の生産を始める。二輪用ABSなど制御系ブレーキ製品の国内生産は今まで、親会社のアイシン精機とデンソーに委託してきた。今回、初めて自社工場で生産する。国内で自前でつくれる力をつけ、将来、東南アジアなど海外の成長市場で本格生産していきたい」
 ―アドヴィックスはトヨタ自動車、アイシン、デンソー、住友電工のブレーキ部門を統合した会社。各社の従業員で構成され、一体感の醸成が課題だ。
 「設立して12年が経つが、ここ最近、出向社員が出身会社に戻らず、『一緒に頑張ろう』と当社に転籍する動きが加速している。帰属意識が芽生え、組織的に安定してきた。コンピューターシステムも統合している最中で、今年から少しずつ運用を始める」
 ―目標の連結売上高6千億円をどう実現させる。
 「目標達成には生産ボリュームを増やす必要がある。このため、主要顧客のトヨタグループ向けを強化する一方、他メーカーとの取引拡大を図る。ESC(エレクトロニクス・スタビリティ・コントロール)、回生ブレーキなどとブレーキシステムは進化を遂げてきた。次は何なのか。次世代の技術や製品も模索し、将来成長をたぐり寄せていく」

 

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