「ココが聞きたい」 東海東京調査センター専務・チーフグローバルストラテジスト・中井裕幸氏 株式活況、失速はないか? 6月、1万2千円望める

更新日:2013年 1月26日 (土)

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「まずは心のデフレを取り除くことが大事だ」と話す中井氏

 年明け4日の大発会から国内株式市場が活況に沸いている。日経平均株価は25日、終値が前日比305円78銭高の1万926円65銭と大きく値を上げた。投資家の関心は再び株式市場に集まり始め、東海東京証券が年明けから名古屋、東京、大阪と相次いで開いた経済講演会はいずれも満員となるなど日本株再生の期待が高まる。今後の株式市況の動向などを、東海東京調査センター専務でチーフグローバルストラテジストの中井裕幸氏に聞いた。 ―再び1万円台からの失速はないか。
 「昨年4月以降のようなことはない。昨年と異なるのは日銀の総裁と副総裁が変わり、政策スタンスが大きく変わることだ。インフレターゲットを設定し、達成まで無制限の資金供給が安倍首相の考えだが、日銀のスタンス転換で追加政策の可能性すらある。2月に若干の調整局面が予想されるが参議院選挙までに追加政策が打ち出され、6月には1万2千円をイメージしている。参院選を乗り越えれば年末高のシナリオも見えてくる」
 ―年明けから経済講演会が盛況だ。
 「まだ売りが中心の個人投資家の間にも、ひょっとしたら日本は生まれ変わるかもしれない、という期待感が芽生え始めた。モノの価値が上がらないデフレは、将来に対する希望をつぶしてしまう。景気は『気』。まずは心のデフレを取り除くことが大事だ」
 ―個人投資家へのアドバイスを。
 「日本の株式市場が、いままでとは違う局面を迎えたことを認識してほしい。一部の輸出企業だけでなく中小型株まで循環物色が始まっている。ただし行き過ぎによる調整は必ずある。ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)を踏まえ、短期的、中期的な視点を持って投資に臨んでほしい」
 ―調査センターとして今後の対応を。
 「東海東京証券は全店で個人投資家向けの投資セミナーを順次開催しており、調査センターも2、3月にセミナー開催を計画している。営業店からの要望があればアナリストもセミナーの講師を務め、個別銘柄についての解説にも応じる。調査センターは昨年7月に東京から名古屋に拠点を移したこともあり、中部銘柄を中心に積極的に投資情報を提供していく」

 

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