「ココが聞きたい」 武蔵精密工業社長・大塚浩史氏 高まる海外比率 成長どう描く? 日本事業改革しなければ

更新日:2013年 1月25日 (金)

%E5%A4%A7%E5%A1%9A.jpg

「復活の年にしたい」と話す大塚社長

 ホンダ系自動車部品メーカーの武蔵精密工業の2013年3月期決算は、タイの洪水被害の復旧費用などが膨らみ大幅な減益決算になる見通し。一方、今年はインド、メキシコで新工場を立ち上げるほか、インドネシアでも第2工場を拡張する。今後の海外戦略や業績見通しなどについて大塚浩史社長に聞いた。
 ―工場の新増設を矢継ぎ早に行っている。
 「インド、インドネシア、タイ、ベトナムなど新興国の経済は減速したとはいえ、高い成長を維持している。当社は二輪車向けのギア、カムシャフトなどを生産、販売している。世界の二輪車市場はインド、インドネシアなど新興国の需要拡大で、12年の年5800万台から20年には8千万台に増える。市場の拡大に応じて生産拠点を拡大する」
 ―ホンダ以外の日系自動車メーカーからの受注も増えている。
 「円高の進展を背景に、日系完成車メーカーは海外工場で使う精密加工部品についても、現地調達する動きを加速している。当社は金型設計から、鍛造、切削、熱処理、組み立てまで一貫生産できることが強み。加えてアジアを中心に海外での工場展開も早かった。受注は好調だ」
 ―今後の海外売上高の見通しは。
 「海外売上高比率は現在の7割から、20年には9割程度になる。二輪車用部品は8割以上海外生産しているが、四輪車用部品については海外生産は5割程度だ。四輪車用部品の国内生産はこれまでの延長線上で考えれば、半分程度に減る。日本事業を改革しなければならない」
 ―具体的な改革案は。
 「まず、研究開発拠点としての位置づけをより高める必要がある。生産技術、生産管理などモノづくりの力をいっそう強化しなければならない。また、電気自動車、電動二輪車向けの製品など、新しい市場に向けた製品を開発生産できるようにしなければならない。開発中の電動二輪車向けの駆動ユニットもその一つだ」
 ―13年3月期の業績は大幅な減益を見込んでいる。
 「連結売上高でいえば、向こう3年以内には、リーマン・ショック以前の水準(08年3月期売上高実績1613億円)を超えるだろう。利益的には来期を復活の年にしたい」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2013年 1月25日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2013年1月 > 25日 > 「ココが聞きたい」 武蔵精密工...