「ココが聞きたい」シロキ工業社長・松井拓夫氏 海外で収益力高めるには? 設備、金型を現地で調達する

更新日:2013年 1月17日 (木)

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「中国、北米にサテライト工場を新設する」と話す松井社長

 1ドル=80円台の円高や得意先の海外投資拡大を受けて、トヨタ系自動車部品メーカー、シロキ工業はグローバル展開を加速している。「シロキビジョン2021」では、2022年3月期の海外売上高比率を50%(12年3月期は23・6%)に引き上げる方針を掲げている。松井拓夫社長に今後の海外戦略などについて聞いた。
 ―2013年の世界の新車市場についてどうみていますか。
 「12年は前年比3~4%増の8100万台前後だと思うが、13年は1~2%台の伸びにとどまるだろう。日本や欧州は前年比でマイナスになる一方、米国はなだらかな成長を維持し中国も年後半から回復するだろう」
 ―海外事業の課題は。
 「これまでのように海外で造れば、もうかるという時代は終わった。海外で最終組み立てを行うだけではなく、材料、設備、金型も含めて現地で調達することでコスト競争力を高める。昨年7月には、タイのバンコク市にシロキアジア本社を開設した。タイを中心とするアジア域内の設計開発、調達などを担う10人の体制でスタートした。将来的には、物流、生産技術の担当者も派遣し、アジアでの収益力を高める」
 ―ことしの国内外の生産拠点の拡充の計画は。
 「海外工場も国内同様、たとえ受注が増加しても可能な限り工場を拡張せずに対応していきたい。ただ、ドアサッシをはじめ主力製品は、物流費がかさむ製品が多い。得意先の工場に近いところで最終組み立てなどを行うことで物流費を削減できる。中国、北米には、当初は最終組み立てなど一部工程の生産に特化した『サテライト工場』方式で工場を新設する」
 「(トヨタ自動車東日本が生産している)小型ハイブリッド車『アクア』向けのウィンドレギュレーターを豊川工場で造り、東北に運んでいる。東北にサテライト工場方式で拠点を構える計画だ」
 ―ウインドレギュレーター、シートアジャスターなど5大製品に次ぐ新製品の開発状況は。
 「共通のテーマとして軽量化、樹脂化、『かっこいいクルマ』への貢献と三つを掲げている」

 

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