「ココが聞きたい」 豊田合成・荒島正社長 トヨタ世界戦略にどう対応?

更新日:2013年 1月16日 (水)

arasima.jpg

「ブラジル進出も検討したい」と話す荒島社長

 トヨタ自動車グループで、ラジエーターグリルやコンソールボックスなどの内外装部品を手掛ける豊田合成。北米やアジアで生産拠点の拡充を進めているほか、国内でも今月、東北に統括会社を新設するなど、国内外で拠点の拡充を急いでいる。グループ唯一の高分子メーカーとして、トヨタのグローバル戦略にどう対応していくのか。荒島正社長に聞いた。
 ―トヨタの2012年の世界生産台数は過去最高を更新する見通しだ。
 「反日デモの影響で中国での生産が一時的に落ち込んでいるが、それらを除けば自動車生産は総じて堅調だった。北米や東南アジアがけん引したほか、国内もエコカー補助金が効いた。当社はトヨタグループで唯一の高分子専門メーカー。トヨタが世界一の自動車メーカーなら、当社もゴム・樹脂の分野で世界一を目指していく」
 ―カナダに工場を新設するなど、海外拠点の拡充を急いでいる。
 「堅調な販売が続く北米では自動車生産が拡大している。当社も燃料チューブを生産する北米工場の生産ラインを今夏にも増設する。カナダの工場新設は、トヨタがレクサスのSUV(多目的スポーツ車)『RX』の生産を九州からカナダに移管することに伴うもの。好調な市場に対応するため、北米の各拠点で生産品目などの見直しを進めている」
 ―将来の成長には新興国の取り込みも欠かせない。
 「トヨタの進出先にはなるべく出るようにしている。昨年、トヨタが新工場を稼働したブラジルについても前向きに検討したい。ただ今後は新会社は作らず、既存の現地会社の分工場として新設し、投資を抑えていくやり方になる」
 「グローバル展開には生産部門だけでなく、営業や技術部門の現地化を含めたエリアオペレーションが重要になってくる。また、トヨタ以外の自動車メーカーとの取り引き拡大も欠かせない。トヨタとの取り引きを拡大しながら、それ以上に非トヨタ向けを伸ばしていく。売上高に占める非トヨタ向けは現在3割程度。将来的には5割まで引き上げたい」
 ―東北に統括会社を新設した。
 「東北地区の仕入先からの要望にタイムリーに対応できる体制を整えるためだが、東北地区での調達を拡大する狙いもある」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2013年 1月16日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2013年1月 > 16日 > 「ココが聞きたい」 豊田合成・...