「ココが聞きたい」アイシン精機社長・藤森文雄氏 売上高1兆円上積み、どう実現?

更新日:2013年 1月15日 (火)

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「かけがえのないサプライヤーを目指す」と語る藤森社長

アイシン精機は昨年4月、グループの長期ビジョンを策定した。2020年度に連結売上高3兆3千億円以上(今期見込み2兆5千億円)を狙い、自動車部品で世界4位の座を死守する。激化するグローバル競争、国内の自動車減産など課題山積の中、どう実現するのか。藤森文雄社長に持続的な成長に向けた取り組みを聞いた。
 ―長期ビジョンの実現に向けて、今年は「業務品質の向上」を最重要課題に掲げた。
 「ビジョン実現には足元固めが必要だ。設計や製造部門だけでなく、事務部門の業務にも品質を求める。全社をあげて品質向上に取り組む。持続的成長に向け体質を強化する」
 ―連結売上高目標には、1兆円規模の上積みが必要だ。
 「国内で現在の売上高規模を維持し、海外で1兆円近く伸ばす。海外は今後、インドネシアやインド、ブラジル、中国など成長著しい新興国市場を強化する。絶対に伸びる市場では受注が決まっていなくてもいち早く工場を新設。スピードをあげて臨む。M&A(企業の合併・買収)による事業拡大も視野に入れるが、数合わせのM&Aはしない」
 ―主要顧客のトヨタグループ以外との取引拡大も進めている。
 「当社はホンダ向けに、アドヴィックスは日産自動車向けに取引が増えている。幅広い顧客に採用されることはグローバルサプライヤーの実力を示すことになる。今後もトヨタ自動車を最優先にトヨタ以外との取引を拡大。20年度のトヨタ以外の連結売上高を11年度実績の倍、1兆5千億円に引き上げたい」
 ―国内は自動車生産が減少する。どうやって売上高を維持する。
 「家庭用燃料電池コージェネレーションシステムを中心に非自動車事業を強化する。国内維持は確かに厳しいが、従業員雇用と当社グループを支える仕入先を守るのが責務だ。国内の自動車産業を守るため、トヨタが掲げる国内生産300万台維持に貢献する」 
―ビジョン実現の決め手は。
 「ビジョンに記す企業像『かけがえのないグローバルサプライヤー』になることだ。価格の安さを追求するだけでは持続的成長は難しい。価格に加えてさまざまなメリットを打ち出し、顧客から見てかけがえのない存在になることが重要だ」


 

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