三菱東京UFJ銀行副頭取・小笠原剛さん 新政権誕生 ことしの中部経済は?

更新日:2013年 1月11日 (金)

ogasawara

「御園座はメーンバンクとしてしっかり対応していく」と話す小笠原副頭取

 2013年の経済がスタートして1週間が経過した。中部経済にとって今年はどんな1年になりそうか。12年はエコカー補助金の終了、欧州債務問題、日中関係の悪化などで大きく揺れた。ただ、年末に新政権が誕生し、市場は大きな期待感を示している。三菱東京UFJ銀行の小笠原剛副頭取に中部経済のことしの展望などを聞いた。

 ―12年を振り返ると。
 「12年の年初は震災復興やタイ洪水の挽回生産で勢いがあったが、エコカー補助金の終了による自動車の減産で景気は減速、日中関係の悪化で駄目押し感があり結果的に厳しい年だった。ただ、年末に政局が動き、円安株高傾向となり、13年につながる明るい兆しがあった」
 「13年は、復興需要の反動減などがあり、積極的な景気刺激策を講じないと厳しい状況だろう。国内総生産(GDP)の予想も1%前後の伸びが多い。ただ、14年4月に消費税を増税しようとすると、13年は駆け込み需要などで相当景気を刺激することになるだろう。補正予算の話もある。政府が何か手を打つという期待感は高い」
 ―企業の資金ニーズの見通しは。
 「国内では、防災対策やシステム更新などの設備投資需要は引き続きあるだろうが、大きく拡大することはないだろう。ただ、海外進出に伴う資金ニーズはある。大手企業を中心にM&A(合併・買収)も増えている。過去と違い買収額も大きい。グループの三菱UFJモルガン・スタンレー証券と協力して買収先を紹介していきたい」
 ―中堅・中小企業は。
 「海外進出の動きを止めることはできない。むしろ海外への動きを支援していくことが重要だ。海外に出て行かないのであれば、新しい分野に取り組むのかどうかを含めた今後の事業展開を二人三脚で支援していきたい」
 ―経営再建中の御園座への対応は。
 「メーンバンクとしてしっかり対応する。問題は、御園座が未来永劫続くビジネスプランを構築できるかどうか。(経営改善策を提出する)3月末という期限があるから、1月中に方針を決めることになるだろう。財界各社から知恵を借りながら、旗振り役としてしっかりとやっていく」


 

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