エイチーム社長の林高生さん 最短で東証一部上場 今後は?

更新日:2012年 12月25日 (火)

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「最大のライバルは昔のエイチーム。昔の自分が追随できないビジネスをやっていきたい」と話す林社長
 

 エイチームは今年11月、東証マザーズ上場から8カ月弱という市場最短で1部上場を果たした。林高生社長はゲーム開発者の採用強化と、比較・情報サイトなどの安定的収益確保で継続的な成長を目指す方向性を示した。
 ―採用への取り組みは。
 「3カ月間でゲーム開発者を養成する講座『エイチームキャンプ』を今年9月に始めた。第1期生23人はアルバイトとして雇用していたが、このほど審査を通過した7人を契約社員として採用した。今後はエイチームキャンプから毎月数人を社員として採用していきたい。業界では開発者の取り合いが激しく、クオリティの高い作品と実績を生み出すことで良い人材の確保につなげたい」
 ―2013年7月期のゲーム開発は。
 「北米向けに開発し大ヒットしたスマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)向けアプリ『ダークサマナー』に続く、海外向けスマホアプリを増やす。2月からの下半期で海外向けを中心に新作を数タイトル出す」
 「北米のほかに、アジアや南アフリカなど新興国における潜在顧客は多い。スマホを持つ人が増え、インフラがもっと整えば今後の市場成長は多いにある。そのため、外国語を話せるスタッフの採用も積極的に行う。マーケティングのため海外拠点も検討したが、高額な給与水準と定着率の悪さなどから今の段階で予定はない」
 ―急成長している比較・情報サイト運営などのライフサポート事業の展開は。
 「ゲームのヒットは予想し難いが、ライフサポート事業は安定的な収益を見込める。引越しや中古車買い取りの見積もりサイトなど現在主力とする柱が4つあり、競合大手が同じ分野に参入した時に備えてリスクを分散させる狙いがある。新たな収益の柱は、社員の提案から考えているものがいくつかある」
 「結婚式場情報サイト『すぐ婚navi』は、来店型の相談受付店舗を全国に展開したことで大手の寡占状態だったブライダル分野において存在感を示すことに成功した。ネット上だけでアイデアを広げる戦い方では、チャンスを狙うベンチャー企業に追いつかれる。設備投資のリスクを負い、ハードを含めたサービスを展開することでベンチャー企業がまねできないビジネスを築いていく」
 ―財務面の状況は。
 「13年7月期には、中期経営計画で掲げた売上高100億円、営業利益20億円を1年前倒しで達成できる手応えをつかんでいる」

 

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