「ココが聞きたい」 ヴィレッジヴァンガードコーポレーション会長・菊地敬一氏 逆風下の小売り業、挽回策は?

更新日:2012年 12月12日 (水)

121212Kikuchi.jpg

「売り場の総合的な魅力を引き上げなければならない」と話す菊地会長

 消費が冷え込み小売り業界は苦戦を強いられている。雑貨・書籍販売のヴィレッジヴァンガードコーポレーションも既存店の売り上げが前年割れを続ける。しかしここにきて、同社初のアウトレット型店舗の出店やネット通販の強化など積極的な事業展開で攻めの姿勢を強めている。今後の戦略などについて菊地敬一会長に聞いた。
 ―既存店売上高は前年割れを続けている。
 「消費者が買いたいと思えるユニークな商品が減ったことなど、売り場の魅力が弱まっているためだ。打開策として、購買欲をそそる商品の充実とコメント付きPOPを商品に添付する販促策を売り場に徹底させ、総合的な魅力を引き上げる」
 「このほど、2つの営業部を統括し一本化した。また、業績が好調な子会社チチカカの販売ノウハウを新しい営業部に取り入れている。今後その成果が見えてくるはずだ」
 ―イオンのGMSに9月に出店した同社初のアウトレット型店舗「ヴィンテージヴァンガード」の現状は。
 「出だしは好調だ。ただ、品ぞろえが乏しいのでアイテム数を今後増やす必要がある。店員の人数が少なく接客が手薄になっているなど運営面に課題が残る。今後も試行錯誤して改善していく。アウトレットモールなどへの新規出店も将来的には考えたいが、まずは1号店の運営を軌道にのせる」
 ―ネット通販事業の「ヴィレッジヴァンガードwebbed」について。
 「ネット通販事業の2013年5月期売上高は約3億円を見込んでいる。ネット通販の売上高はリアル店舗の売上高の約1割程度が理想だが、まだ約1%。テコ入れしなければならない」
 ―具体策は。
 「今以上に魅力ある商品を販売すること。消費者が衝動買いしたいと思わせる通販サイトに仕上げることが大切だ。このほど、ネット通販のアプリ対応を始めた。16年5月期には20億円の売り上げを確保したい。ネット通販の当面の売上目標は50億円。他社(アマゾンや楽天)では味わえない『ヴィレヴァン』らしいネット通販サイトをめざす」

 

中部経済新聞の記事がスマホで読めます

2012年 12月12日の記事一覧

ニュースカレンダー

読み込み中...

過去の記事はこちらのページからご覧ください。

カテゴリー一覧

新聞の記事などについてのお問い合わせは、以下までお電話下さい。
中部経済新聞社 編集部
TEL : 052-561-5212

皆様の生の声をお聞かせ下さい。
記事に対する意見・ニュース提供

 

現在の位置:ホーム > ニュース > 2012年12月 > 12日 > 「ココが聞きたい」 ヴィレッジ...