「ココが聞きたい」 タキヒヨー社長・滝一夫氏 海外市場攻める、その戦略は?

更新日:2012年 12月 6日 (木)

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「5年後に売上高1千億円を目指していきたい」と話す滝社長

 国内市場が伸び悩む中、繊維商社が生産地としてだけでなく販売先として海外へ進出する動きを加速している。タキヒヨーは中長期経営ビジョンとして「グローバルチャレンジ」を掲げ、海外での事業展開を本格化している。滝一夫社長に海外事業の進捗状況と今後の展開について聞いた。
 ―グローバルチャレンジを掲げて2年目。足元の状況は。
 「ほぼ国内だけで事業を展開してきたため、海外はゼロからのスタートとなった。そのため、海外に出て初めて気づいたこと、見えてきた課題がある。今後は、その経験をもとに海外事業を円滑に進めていくための社内インフラづくりを整備する。試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ前に進めている状況だ」
 ―具体的な海外事業について。
 「グローバルチャレンジの製品チームを発足し、日本製の生地を使ったシャツを昨年の春夏シーズンから、オランダのファッションブランド『スコッチ&ソーダ』に販売開始した。売り上げはまだ1~2億円にとどまるが、販売先を増やし、今後事業を拡大していきたい」
 「事業だけでなく、海外で活躍できる人材の確保や育成も強化している。例えば、これまで新卒採用では語学力を判断するときTOEICの点数などを基準にしてきたが、点数が良くても実際に会話ができるとは限らない。会話力を見極めるため、最終面接では学生と英語で会話するなど新たな取り組みも始めた」
 ―今年の3月にミラノの駐在事務所を支店へと昇格した。
 「ミラノは08年に開設し、現地拠点として情報収集をメーンに取り組んできた。グローバルチャレンジを掲げる中、さらに幅広い分野で業務拡大をするためには支店への昇格が必要と判断した。将来的には、ミラノやニューヨークにある支店の現地法人化を目指していきたい」
  ―今後の展開について。
 「今はどちらかと言えば国内の1本柱だが、今後、アジアやアメリカ、ヨーロッパなど世界各地で収益となる柱を築いていきたい。日本国内でもまだまだやることがたくさんあるが、プラスアルファとして海外事業を加速していく。完成形になるまでには相当時間がかかると思うが、なにがなんでも成し遂げるという気持ちで取り組んでいきたい」

 

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